エゾミドリシジミ Favonius yezoensis
(シジミチョウ科)

ミドリシジミの仲間の翅の緑色は、鱗粉のごく微細な構造により光が干渉することで生じている。角度によって色や輝きの強さが変わって見えるのはそのためで、この特殊な発色現象は構造色と呼ばれる。

羽化の瞬間、チョウの翅は体液でわずかに湿っている。このわずかな体液によって鱗粉の反射する光の波長が変わるため、新成虫が蛹から抜け出した直後のひと時に限って、翅は普段の緑色からは想像もつかない紫色となる。紫色の翅は前縁・外縁側から乾いて速やかに変色し、60秒後にはオーロラを連想させる配色(写真)に、そして更に1分ほど経つと完全な緑色となる。

撮影データ: 青森県岩木山にて採卵・飼育
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

大会での鱗翅類保全に関する企画

日本鱗翅学会は、原則1年ごとに大会を開催します。大会の会期中には、鱗翅類の保全に関する小集会やシンポジウムが開催されることがあります。以下は過去に開催された保全関係の企画一覧になります。詳細はメールフォームからお尋ね下さい。

第50回大会(2003年、高松)
大会シンポジウム「四国のレッド種」
第52回大会(2005年、藤沢)
大会シンポジウム「南関東における蝶の盛衰の現状と今後の課題」
第55回大会(2008年、福岡)
小集会 タイワンツバメシジミの保全
世話人: 中村康弘(日本チョウ類保全協会)
第57回大会(2010年、東京)
大会シンポジウム「鱗翅類保全の新しい視点」
世話人: 宇野 彰(関東)
第59回大会(2012年、松山)
小集会「里山の蝶類の保全」
世話人: 荒川 良
第60回大会(2013年、堺)
自然保護委員会小集会「保全のための放蝶に関するガイドライン-普及に向けた話題提供-」
世話人: 自然保護委員会
第61回大会(2014年、鹿児島)
自然保護委員会小集会「新たな生態系破壊の脅威 -外来種問題と害獣問題-」
世話人: 自然保護委員会
第62回大会(2015年、鳥取)
自然保護公開シンポジウム「西日本でのチョウ類の衰亡と保全 -今後の対策をどのように考えるか」
世話人: 矢後勝也
第63回大会(2016年、湘南)
自然保護公開シンポジウム「関東地区における絶滅危惧チョウ類の最新の動向-日本鱗翅学会版日本産蝶類レッドリスト(2015年版)から-」
世話人: 自然保護委員会
第64回大会(2017年、仙台)
自然保護小集会「東北地区でのチョウ・ガ類の現状」
主催: LSJ自然保護委員会

日本鱗翅学会

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。