ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会の役員・委員について

2022~2024年の役員・評議員は以下の通りです(2022年5月31日更新)。

会長
渡邊 通人
副会長
広渡 俊哉
理事
広渡 俊哉・菅原 淳・中嶋 正道・三宅 誠治・井上 大成・平井 規央・矢後 勝也・中 秀司
監事
岩野 秀俊・八木 孝司
評議員
北海道地区: 島谷 光二・高木 秀了・森 一弘
東北地区: 保坂 満・工藤 忠・市田 忠夫
関東地区: 福田 晴男・矢野 高広・長谷川 大・朝日 純一・川田 智子・小田 康弘・新津 修平
信越地区: 中野 潔・四方 圭一郎・田下 昌志
東海地区: 城内 穂積・間野 隆裕・多賀 敏正
近畿地区: 竹内 剛・渡辺 康之・上田 昇平・藤井 恒
中国地区: 亀山 剛・相良 伊知郎・田村 昭夫
四国地区: 大原 賢二・窪田 聖一・小汐 千春
九州地区: 安本 潤一・村田 浩平・屋宜 禎央
『蝶と蛾』編集委員会
委員長: 那須 義次
『やどりが』編集委員会
委員長: 北川 朝生
自然保護委員会
委員長: 矢後 勝也
将来計画特別委員会
委員長: 井上 大成
ホームページ委員会
委員長: 中 秀司
本部幹事
津吹 卓・藤塚 弘

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。