シロシモフリエダシャク Biston melacron
(シャクガ科エダシャク亜科)

春の夜、シロシモフリエダシャクの雄がひっそりと街灯に飛来していた。

年に一化、春のみに出現するシャクガで、西日本に分布するが局地的で個体数も多くない。

本種の属するBiston属は灯火に飛来するのは雄ばかりで、雌はのきなみ珍品であるが、本種の雌はとりわけ得難いようで、寄主植物を含め幼生期は一切判明していない。山陰地方は本種が比較的多産し、筆者もこれまで多数の雄を見てきたが、雌には未だに謁見できていない。いつか雌を採集して飼育してみたい蛾の一つである。

撮影データ: 2021年4月14日 鳥取県鳥取市
撮影・文章: 松井 悠樹

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日本鱗翅学会

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日本鱗翅学会では毎年大会を開催しているほか、セミナー(主なテーマは自然保護)などを開催しています。また、支部によっては支部例会や支部大会、支部セミナーなども開催されています。また、次のような学術出版物を出版しています。

  • 定期刊行物:「蝶と蛾」「やどりが」
  • 不定期刊行物:「特別報告」「日本産蝶類の衰亡と保護」「蝶の飛ぶ街」など

保全に関する活動

日本鱗翅学会では、自然保護委員会を中心として、自然保護セミナーの開催、出版物の発行、学会独自の都道府県別蝶類レッドリストの提案、開発等への要望書提出など、鱗翅類の保全を目的とした様々な活動を実施しています。

日本鱗翅学会版・日本産蝶類県別レッドデータリスト(2002年)を作成しました。

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。