ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会の役員・委員について

2022~2024年の役員・評議員は以下の通りです(2024年1月1日更新)。

会長
渡邊 通人
副会長
広渡 俊哉
理事
広渡 俊哉・菅原 淳・中嶋 正道・三宅 誠治・井上 大成・平井 規央・矢後 勝也・中 秀司
監事
岩野 秀俊・八木 孝司
評議員
北海道地区: 島谷 光二・高木 秀了・森 一弘
東北地区: 保坂 満・工藤 忠・市田 忠夫
関東地区: 福田 晴男・矢野 高広・長谷川 大・朝日 純一・川田 智子・小田 康弘・新津 修平
信越地区: 中野 潔・四方 圭一郎・田下 昌志
東海地区: 城内 穂積・間野 隆裕・多賀 敏正
近畿地区: 竹内 剛・渡辺 康之・上田 昇平・藤井 恒
中国地区: 亀山 剛・相良 伊知郎・田村 昭夫
四国地区: 大原 賢二・窪田 聖一・小汐 千春
九州地区: 安本 潤一・村田 浩平・屋宜 禎央
『蝶と蛾』編集委員会
委員長: 那須 義次
『やどりが』編集委員会
委員長: 北川 朝生
自然保護委員会
委員長: 矢後 勝也
将来問題検討委員会
委員長: 井上 大成
ウェブサイト管理運営委員会
委員長: 中 秀司
イベント等企画運営委員会
委員長: 藤塚 弘
本部幹事
川田 智子

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
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※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。