ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会近畿支部第168回例会のご案内

2024年5月 5日公開

下記の要領で、日本鱗翅学会近畿支部第168回例会を開催いたします。奮ってご参加ください。

会場・日時

会場:
I-siteなんば(大阪公立大学)2F C1室
会場へのアクセス
日時:
2024年5月11日(土) 13:50~17時頃

プログラム

1. 屋久島のルーミスシジミを追って
有田 斉(近畿)
2. 壱岐島の小蛾類
那須 義次(近畿)・上田 達也(近畿)・小林 真大(日本蛾類学会)
3. ヤママユの系統継代飼育とバージンメスを使った生息分布調査方法
寺本 憲之(滋賀県大/琵琶湖博)
4. コツバメの飼育報告
長井 丈(神戸市立井吹東小学校)
5. 大阪府枚方市のチョウ類群集の変化 -1989年と2023年との比較-
棚橋 一郎(枚方生きもの調査会)
6. ヒサマツミドリシジミ雌雄の交尾戦略
大東 康人(近畿)
7. 春のチョウを求めてジブラルタル海峡を渡ってモロッコへ
竹内 剛(近畿)

※ 支部例会終了後に、会場周辺で懇親会を予定しています。

問い合わせ先

〒599-8531

大阪府堺市中区学園町 1-1

大阪公立大学大学院農学研究科
環境動物昆虫学研究グループ

竹内 剛(日本鱗翅学会近畿支部)

TEL:072-254-9413
E-mail:u21162homu.ac.jp

竹内 剛 (近畿支部)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。