ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

蝶と蛾 73(2)(電子版)発行のお知らせ

2022年9月15日公開

蝶と蛾 Vol.73 No.1 (電子版)が発行されましたのでお知らせします。閲覧には以下、J-StageのURLにアクセスし、やどりが270に同封されていたログイン名とパスワードを入力してください。

ログイン名とパスワードは、2021年11月から変更となっています。ログイン名とパスワードが分からない場合は、学会事務局にお問い合わせください。

蝶と蛾 Vol. 73 No. 2

    • Observations on a nest of a paper wasp (Polistes sp.) infested by a pyralid moth, Hypsopygia mauritialis (Boisduval, 1833)
    • Seiki YAMANE, Teruhiko FUKUDA, Shun'ichi MAKINO
    • モモイロシマメイガに寄生されたアシナガバチの1種の巣に関する観察
    • 山根 正気, 福田 輝彦, 牧野 俊一
    • ページ: 27-32
    • DOI: https://doi.org/10.18984/lepid.73.2_27
    • A new species of Scirpophaga (Lepidoptera, Crambidae) from Japan, with remarks on its specific habitat
    • Yutaka YOSHIYASU, Osamu SAITO, Norio HIRAI
    • 日本産Scirpophaga属(鱗翅目, ツトガ科)の1新種の記載およびその特異な生息環境
    • 吉安 裕, 斉藤 修, 平井 規央
    • ページ: 33-41
    • DOI: https://doi.org/10.18984/lepid.73.2_33
    • Chinese peacock Papilio bianor bianor Cramer, 1777 collected in Miyako-jima Island: Investigation of the origin of a stray butterfly based on DNA sequence and morphological comparison
    • Kota OGAWA
    • 宮古島で採集されたクジャクアゲハ原名亜種: DNA配列と形態比較による迷蝶の原産地推定
    • 小川 浩太
    • ページ: 43-52
    • DOI: https://doi.org/10.18984/lepid.73.2_43
    • AAA
    • AAA
    • ミヤマモンキチョウ浅間連山亜種(Colias palaeno aias Fruhstorfer)に及ぼすモンキチョウ(Colias erate poliographus Motschulsky)の交尾干渉
    • 北原 曜
    • ページ: 53-66
    • DOI: https://doi.org/10.18984/lepid.73.2_53

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。