ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

蝶と蛾 72(3/4)(電子版)発行のお知らせ

2021年12月19日公開

蝶と蛾 Vol.72 No.3/4 (電子版)が発行されましたのでお知らせします。閲覧には以下、J-StageのURLにアクセスし、やどりが270に同封されていたログイン名とパスワードを入力してください。

ログイン名とパスワードは、2021年11月から変更となっています。ログイン名とパスワードが分からない場合は、学会事務局にお問い合わせください。

蝶と蛾 Vol. 72 No. 3/4

    • A new species of the Stathmopoda pedella species group (Lepidoptera: Stathmopodidae) from Japan
    • Takeshi TERADA
    • 日本産Stathmopoda pedella種群の1新種(鱗翅目: ニセマイコガ科)
    • 寺田 剛
    • ページ: 43-47
    • DOI: https://doi.org/10.18984/lepid.72.3-4_43
    • Discovery of an unknown species closely related to Pleuroptya harutai (Lepidoptera, Crambidae, Spilomelinae) feeding on Styrax obassis (Styracaceae)
    • Yuki MATSUI, Hideshi NAKA
    • ハクウンボクを寄主とするオオキバラノメイガに近似の別種について
    • 松井 悠樹, 中 秀司
    • ページ: 49-58
    • DOI: https://doi.org/10.18984/lepid.72.3-4_49
  • 【総説】日本,台湾,アジア大陸東縁におけるアサギマダラの季節的移動
  • 福田 晴夫
  • ページ: 59-83
  • DOI: https://doi.org/10.18984/lepid.72.3-4_59

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。