ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

蝶と蛾 72(2)(電子版)発行のお知らせ

2021年9月 6日公開

蝶と蛾 Vol.72 No.2 (電子版)が発行されましたのでお知らせします。閲覧には以下、J-StageのURLにアクセスし、やどりが265に同封されていたログイン名とパスワードを入力してください。

ログイン名とパスワードは、2020年9月から変更となっています。ログイン名とパスワードが分からない場合は、学会事務局にお問い合わせください。

蝶と蛾 Vol.72 No.2

    • Description of a new Nemophora species from China (Lepidoptera: Adelidae), with key to species of the sichuana species group
    • Cheng-Qing LIAO, Toshiya HIROWATARI, Guo-Hua HUANG
    • 中国産Nemophora属(鱗翅目: ヒゲナガガ科の1新種の記載とsichuana種群の種への検索表
    • 廖 承清, 広渡 俊哉, 黄 国華
    • ページ: 17-23
    • 山梨県富士北麓におけるヒサマツミドリシジミのメスの記録と長距離移動
    • 大脇 淳
    • ページ: 25-28
    • Taxonomic revision of the genus Meleonoma Meyrick (Lepidoptera: Oecophoridae) from Japan, part II
    • Yuki KITAJIMA, Yositaka SAKAMAKI
    • 日本産Meleonoma属の分類学的再検討(II)(鱗翅目, マルハキバガ科)
    • 北島 裕紀, 坂巻 祥孝
    • ページ: 29-42

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。