ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

閉じる

日本鱗翅学会

関東支部 2019「秋のつどい」

2019年9月24日公開

関東支部主催「秋のつどい」を下記の要領で開催いたします。ふるってご参加下さい。

日時
2019年10月5日(土) 13:00~17:15
場所
東京大学本郷キャンパス 理学部2号館4F大講堂
(東京都文京区本郷 7-3-1 | TEL: 03-3812-2111[大学事務局])
理学部2号館
周辺地図
参加費
1,000円 (会場費・講演要旨代を含む/学生無料)
懇親会
18:00~20:00
エ・プロント (東大本郷キャンパス内・中央食堂2階)
会費4,000円 (大学生3,000円、高校生以下1,000円)

プログラム

一般講演 13:05~
寺田 剛: 日本産キイロオビマイコガ種群の1未記載種
小田 康弘: ルリシジミとスギタニルリシジミの識別と雌雄差について
津吹 卓: 石垣島におけるツマグロヒョウモンとスジグロカバマダラの生息場所の違い、およびキオビエダシャクの群飛
新津 修平: トギレフユエダシャクの翅形成
 休憩
加藤 義臣・横田 光邦: アゲハモドキの幼虫発育と蛹休眠に対する日長の影響
大野 和美: ロシア産ウスバキチョウ4亜種の生息環境と同一産地で見られたパルナシウス属
北川 朝生: 藤岡コレクションの整理に携わって
高校生発表 16:10~
五井野 響太郎: 一重山の蝶 -50年の時を越えた境内の昆虫-
 休憩
招待講演 16:45~
遠山 雅夫: プレート衝突境界付近で見られるチョウの変異傾向
企画・運営
日本鱗翅学会関東支部幹事会

講演申込・お問い合わせ

〒409-0126

山梨県上野原市コモアしおつ 1-27-5

福田 晴男

E-mail:neptistarkme.biglobe.ne.jp

福田 晴男 (日本鱗翅学会関東支部長)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。