シロシモフリエダシャク Biston melacron
(シャクガ科エダシャク亜科)

春の夜、シロシモフリエダシャクの雄がひっそりと街灯に飛来していた。

年に一化、春のみに出現するシャクガで、西日本に分布するが局地的で個体数も多くない。

本種の属するBiston属は灯火に飛来するのは雄ばかりで、雌はのきなみ珍品であるが、本種の雌はとりわけ得難いようで、寄主植物を含め幼生期は一切判明していない。山陰地方は本種が比較的多産し、筆者もこれまで多数の雄を見てきたが、雌には未だに謁見できていない。いつか雌を採集して飼育してみたい蛾の一つである。

撮影データ: 2021年4月14日 鳥取県鳥取市
撮影・文章: 松井 悠樹

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日本鱗翅学会

平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞候補者の推薦について

2017年6月 6日公開

文部科学省より当学会事務局宛に上記連絡が入りました。詳しくは下記文部科学省のウェブサイトを参照ください。

特に次に掲げる候補者の推薦を希望されているとのことです。

  • 1. 女性
  • 2. 日本国籍を有し、海外を拠点に研究活動を行っている者(対象: 科学技術賞研究部門または若手科学者賞)

推薦者のある場合は、平成29年6月30日(金)までに、下記へご連絡ください。学会からあらためてご連絡差し上げます。

なお、学会からの推薦者に関する文部科学省への回答締切は、7月26日までに文書必着となっているため、 学会側として事務手続等の理由で早目の締切とすることご了承ください。

枝 恵太郎 | infolepi-jp.org

日本鱗翅学会

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。