ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

『蝶と蛾』vol. 57, no. 1, p. 52 の訂正

2017年2月26日公開

『蝶と蛾』vol.57, no.1に校正落ちによるミスがありました。謹んでお詫び申し上げます。

p.52のカラー写真の中のFigs. 9-10が誤ってスキャニングされ、Fig. 9のところにFig. 8と同一の図が、また正しいFig. 9がFig. 10の位置に入ってしまいました。このため、Figs. 9-10がキャプションと合致しないうえ、正しいFig. 10は図示されていない状態です。

差替え用の正しい図版は、次号『蝶と蛾』57(2)に同封しましたが、同じものをJPEGとPDFで用意しましたので、ダウンロードしてご利用下さい。

    Kuroko H, Gaedike R (2006)  Epermeniidae of Japan (Lepidoptera, Epermenioidea*), with descriptions of six new species.  Trans. lepid. Soc. Japan 57(1): 49-69. [黒子 浩, Reinhard Gaedike (2006)  6新種の記載を含む日本のササベリガ科(鱗翅目, ササベリガ上科).  蝶と蛾 57(1): 49-69] の修正

  • 52ページ: 図版JPEG (JPEG|164KB)
  • 52ページ: 図版PDF (PDF|288KB)

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