ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会四国支部第22回例会のお知らせ

2017年2月 2日公開

※終了しました。

毎年恒例となりました四国支部の例会を開催します。これまで参加されたことのない方、会員外で虫好きの方の参加も歓迎いたします。その他の話題に余裕があるので飛び込みの講演や、標本の持込等もお待ちしております。皆様お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください。

日時・場所

日時
平成29年2月26日(日曜日) 11:00~17:00
場所
愛媛県総合科学博物館(高速いよ西条I.C.より約5分、交通アクセスはこちらを参照)
生涯学習棟 2階 第2研修室

プログラム

講演
「四国の冬のアオタテハモドキ」 林 弘(愛媛)
「愛媛県2016年の採集記録より ウスズミケンモン他」 片岡 敬一(愛媛)
「愛媛県のクロヒカゲモドキ」 窪田 聖一(愛媛)
「四国のシンジュキノカワガ」 増井 武彦(香川)
「2016年に高知県で見つけた蛾と迷蝶」 真鍋 泰彦(高知)
「ウメスカシクロバの羽化パターン:雌雄の羽化時期と羽化体重」 ○小汐 千春(徳島)・田中 好久
「アサギマダラの移動に関する愛媛県の記録(2016年)」 大西 剛(愛媛)
その他の話題
総会
評議員挨拶、評議員会報告、湘南大会報告、自然保護委員会及び自然保護セミナー報告、会計報告、自由意見等討論

お問い合わせ

大西 剛
愛媛県総合科学博物館 学芸課
〒792-0060 愛媛県新居浜市大生院2133-2
TEL:0897-40-4109(代表)
email:ohnishi-tsuyoshi@pref.ehime.lg.jp

大西 剛 (愛媛県総合科学博物館)

日本鱗翅学会

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。