ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会四国支部第20回例会のお知らせ

2015年2月10日公開

※終了しました。

毎年恒例となりました四国支部の例会を開催します。 これまで参加されたことのない方、会員外で虫好きの方の参加も歓迎いたします。 皆様お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください。

日時
2015年2月22日(日曜日)11:00~17:00(予定)
場所
愛媛県総合科学博物館
生涯学習棟 2階 第2研修室
(高速いよ西条I.C.より約5分、交通アクセスはこちらを参照 )

プログラム

テーマ講演「四国におけるアゲハチョウ科及びシロチョウ科の蝶の最近の動向」
「愛媛県におけるアゲハチョウ科及びシロチョウ科の蝶の最近の動向」太田 喬三(愛媛)
「香川県におけるアゲハチョウ科及びシロチョウ科の蝶の最近の動向」出嶋 利明(香川)
「徳島県におけるアゲハチョウ科及びシロチョウ科の蝶の最近の動向」小川 昌彦(徳島)
総合討論(講演者以外の方からも各県の情報をお寄せ頂き、併せて議論したいと思います)
その他の演題など
「松山市野外活動センターのフシキキシタバ、オビカレハ」片岡 敬一(愛媛)
「須ノ川公園のワタリンガ」片岡 敬一(愛媛)
「クロマダラソテツシジミと気温」林 弘(愛媛)
「蛾の幼虫あれこれ」真鍋 泰彦(高知)
「愛媛県におけるクロヒカゲモドキの発生生態」窪田 聖一(愛媛)
一人一話

お問い合わせ

大西 剛
〒792-0060
愛媛県総合科学博物館
TEL:0897-40-4109(代表)
Fax: 897-40-4101
email:ohnishi-tsuyoshi@pref.ehime.jp

日本鱗翅学会

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。