ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

『日本産チョウ類の衰亡と保護(第6集)』発行遅延のご連絡

2010年4月27日公開

先にご案内を差し上げました、日本鱗翅学会自然保護委員会発行『日本産チョウ類の衰亡と保護(第6集)』につきまして、多くの方から事前申し込みを頂きありがとうございます。3月発行とさせていただいておりましたが、編集上の問題から発行が遅れており、大変ご迷惑をおかけしております。編集作業も進んでおり、何とか5月中には発行にこぎ着けたいと考えております。皆様には、ご迷惑をおかけしておりますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

『日本産チョウ類の衰亡と保護(第6集)』の申し込みは 下記の案内に従ってご購入ください。

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。