ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会四国支部第14回例会のご案内

2009年2月22日公開

※終了しました。

毎年恒例となりました四国支部の例会を開催します。 特に参加申し込みなどは行っていませんので、当日お気軽に御参加下さい。

日時
2009年2月22日(日曜日)11:00-16:00(予定)
場所
愛媛県総合科学博物館 生涯学習棟 2階 第1研修室
(松山道西条インターより約5分)

本年は以下のような演題を予定しています。

テーマ講演「最近増えたもの、減ったもの-四国の場合-」
四国4県で最近増えた、または減ったと考えられる蝶や蛾についての講演をしていただく予定です。
「愛媛県のタテハモドキ(続編)」林弘(愛媛)
「愛媛県のツマジロウラジャノメ」井上武(愛媛)
「愛媛県の蝶・個体数変動の動向」窪田聖一(愛媛)
「四国で発生したクロマダラソテツシジミとソテツシジミ属の蝶」出嶋利明(香川)
「減った蝶増えた蝶」 小川昌彦(徳島)
そのほかの演題
「モニタリングサイト1000」太田喬三(愛媛)

日本鱗翅学会

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アクア白山ビル5F
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※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。