ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会東海支部2008年総会兼第139回例会のご案内

2008年12月 6日公開

※終了しました。

日本鱗翅学会東海支部2008年総会兼第139回例会を以下の要領で開催いたします。 会員以外の方の参加も大歓迎です。皆様のお越しをお待ちしております。

日時・場所

日時
2008年12月6日(土)13:00-17:00
会場
名城大学共通講義棟北館N-105講義室
名古屋市天白区塩釜口1-501
TEL:052-832-1151(代表)
参加費
500円(非会員参加大歓迎)

標本展示や文献等の閲覧販売もできますので、お持ち下さい。

当日終了後懇親会(3000円)を実施します。参加希望者は当日受付で。

プログラム

特別講演
「多細胞動物の進化メカニズム」池田清彦
昆虫に関する著作が多数ある池田清彦先生に遺伝子の突然変異と自然選択以外の進化メカニズムについてお話しいただきます。 皆さんふるってご参加ください。
一般講演
高橋真弓:キルギス産地の蝶類とその生息地(2008年の調査)
間野隆裕・高橋匡司:愛知県内のオオムラサキの分布と幼虫の生態知見
枝恵太郎:中国広東省南嶺・石門台の蛾類
連絡先
日本鱗翅学会東海支部事務局 枝 恵太郎
〒420-0047静岡市葵区清閑町13-12 (株)環境アセスメントセンター
e-mail:tokai@lepi-jp.org
TEL.054-255-3650 FAX.054-253-7891

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。