日本鱗翅学会信越支部、松本むしの会合同 採集観察会開催のご案内
2006年10月28日公開
※終了しました。
イセキリガとヒサマツミドリシジミの採集会(新潟県糸魚川市)
- 日時
- 平成18年10月28日(土)から29日(日)
- 場所
- JR大糸線小滝駅に10:00集合 糸魚川市に宿泊予定。参加費未定。
- 申込先
- 10月7日までに田下昌志までメール(mk.tashita@nifty.com)でお申し込みください。
ミノウスバ Pryeria sinica
(マダラガ科)
半透明の翅をもつ昼飛性のマダラガ。日本では北海道から九州まで分布し、マサキ、ツルウメモドキなどのニシキギ科を食樹とする。首都圏では晩秋11月頃に成虫が見られるが、寒冷地ほど早く出現する傾向にあるようで、青森県の山地では9月下旬に発生の盛期を迎える。
食樹のマサキが生垣として植栽されることから、市街地に多く生息する。多数の卵を並べて産み付ける習性があり、幼虫は群れて生活するため、植栽のマサキの葉を食べ尽くす害虫としても知られている。しかし、こと青森県においては市街地で発生した例が知られておらず、自然度の高い山林で偶然的に採集されるばかりの稀種である。市街地への進出程度に顕著な地域差が見られることは興味深い。
2006年10月28日公開
※終了しました。
鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。