ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

第132回日本鱗翅学会近畿支部例会のご案内

2006年5月14日公開

※終了しました。

下記のとおり第132回例会を開催しますので、多数の方のご参加をお願い申し上げます。会員以外の方のご参加も歓迎します。

日時
2006年5月14日(日)13:30-17:00
会場
大阪市立自然史博物館(ホームページへ)
(長居公園内裏門から入場してください。)
懇親会
例会終了後に懇親会を開催します。参加ご希望の方は5月12日までに寺本(teramot@mb.infoweb.ne.jp)までご連絡ください。
プログラム
エゾスジグロシロチョウの和名の由来 松田 真平(大阪府)
蝶(シロチョウ科)の翅の構造 ○棚橋 一郎・秋田 将哉・榎本 将典 (大工大・工)
大和葛城山のギフチョウについて 渡辺 康之 (尼崎市)
スターフルーツを加害するトリバガ科の1種 吉安 裕 (京都府大・大学院・昆虫)
トベラササベリガの幼生期について 村瀬 ますみ (和歌山市)
緒方先生の思い出の蝶と蛾-(緒方コレクションの中間報告) ○木下 總一郎・山本 博子 (摂南市)
幼虫の永久プレパラート標本の作製方法について 寺本 憲之 (滋賀県)
お問い合わせ
日本鱗翅学会近畿支部幹事長:寺本 憲之
〒521-1322滋賀県蒲生郡安土町宮津1-55
TEL:0748-46-4867
FAX:0748-46-4011
e-mail:teramot@mb.infoweb.ne.jp

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
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※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。