ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

閉じる

日本鱗翅学会

第130回日本鱗翅学会近畿支部例会のご案内

2005年5月22日公開

※終了しました。

下記のとおり第130回例会を開催しますので、多数の方のご参加をお願い申し上げます。会員以外の方のご参加も歓迎します。

日時
2005年5月22日(日)13:30-17:00
会場
大阪市立自然史博物館(長居公園内;裏門から入場してください)
懇親会
例会終了後に懇親会を開催します。会費は5,000円です。

講演題目:(12:30から役員会を開催します)

1. 滋賀県版レッドデータブック鱗翅類の改訂について
南 尊演(滋賀県立八幡高等学校)
2.チョウ類の生物多様性保全をめぐる環境省等の動向-外来生物法の施行、RDBの第2次見直し、自然公園法の改正など-
石井 実(大阪府大・生命環境)
3.大台ヶ原のガ類群集を利用した森林環境評価
立岩邦敏 他(大阪府大)
4.挺水植物を寄主とする蛾類
吉安 裕(京都府大)
5.幼虫がタデ科植物に潜るツヤコガ
李 峰雨・広渡俊哉(大阪府大)、黒子 浩(阪南市)
6.ブナ科植物寄主とする不思議な形態を有する幼虫
寺本憲之(滋賀県)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。