ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

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日本鱗翅学会

関東支部「秋のつどい」2004年

2004年10月23日公開

※終了しました。

関東支部恒例の「秋のつどい」を下記の要領で開催いたします。今回は群馬昆虫学会との共催です。 皆様、どうかお気軽にご参加ください。会員でなくても参加可能ですのでご興味のある方にも声をかけて下さい。

日時
2004年10月23日(土)13:00-17:00(開場12:30)
会場
モンベルクラブ渋谷店 5階サロン
(場所は渋谷の東急ハンズの向いにあるお店(アウトドアショップ)の5階です)
住所
東京都渋谷区宇田川町11-5モンベル渋谷ビル
電話
03-5784-4005
参加費
1,000円(会場費・要旨代を含む)
懇親会
会費4000円(会場でご案内します)

プログラム

※2004/9/20 中臣さんの講演を追加しました

一般講演
松田邦雄「2004年北の丸公園の蝶たち」
加藤義臣・茂木康寛「ジャコウアゲハにおける卵塊サイズの地理的差異」
橋本健一「房総半島産ナガサキアゲハの光周反応に関する知見」
岡部洋一「三浦半島におけるムラサキツバメの越冬状況について」
中臣謙太郎「白装束のなぞ-アゲハモドキの防衛戦略-」
特集「群馬県の鱗翅類」
生田稔彦「群馬県のチョウの現状」
金子順一郎「群馬県のアサギマダラ」
小林 栄一・小池正之「群馬県を中心とした渡良瀬川流域に分布するホソオチョウの生息状況」
松村行栄「赤城山のヒメギフチョウの現状」
お問い合わせ
瀬田和明
120-8510 足立区中央本町1-17-1
足立区役所公園緑地課
電話:03-3880-5896
企画・運営
日本鱗翅学会関東支部幹事会
担当評議員
石川和宏・大塚市郎・倉地正・瀬田和明・中谷貴寿・三橋渡・諸星重明
幹事
栗山定・菅井忠雄・長畑直和・針谷毅
顧問
岩野秀俊・小堀文彦・矢野高広

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。