シロシモフリエダシャク Biston melacron
(シャクガ科エダシャク亜科)

春の夜、シロシモフリエダシャクの雄がひっそりと街灯に飛来していた。

年に一化、春のみに出現するシャクガで、西日本に分布するが局地的で個体数も多くない。

本種の属するBiston属は灯火に飛来するのは雄ばかりで、雌はのきなみ珍品であるが、本種の雌はとりわけ得難いようで、寄主植物を含め幼生期は一切判明していない。山陰地方は本種が比較的多産し、筆者もこれまで多数の雄を見てきたが、雌には未だに謁見できていない。いつか雌を採集して飼育してみたい蛾の一つである。

撮影データ: 2021年4月14日 鳥取県鳥取市
撮影・文章: 松井 悠樹

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会東海支部第126回例会のご案内

2004年8月21日公開

※終了しました。

日本鱗翅学会東海支部第126回例会を静岡昆虫同好会と合同で開催します。 会員交流の場、情報交換の場として是非ご参加下さい。非会員参加大歓迎。

日時
2004年8月21日(土)から22日(日)
場所
「ウッドハウスおろくぼ」榛原郡中川根町水川尾呂久保
電話:0547-56-1100
21日17時頃までに宿舎に集合
車:東名高速相良・牧ノ原インターより国道473→362号線を経て約1時間(下図参照)。
参加費
9,000円(1泊2食)。参加者は8月7日までに清宛にできればメールでお申し込み下さい。
申込先
清 邦彦:seik@mail.wbs.ne.jp

なお翌22日は安部川でアサギマダラ調査会実施。 22日のみの参加も歓迎。「ウッドハウスおろくぼ」前9:30集合(各自油性ペン、昼食・飲み物用意)

事務局
間野隆裕:manotaka@muj.biglobe.ne.jp

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。