シロシモフリエダシャク Biston melacron
(シャクガ科エダシャク亜科)

春の夜、シロシモフリエダシャクの雄がひっそりと街灯に飛来していた。

年に一化、春のみに出現するシャクガで、西日本に分布するが局地的で個体数も多くない。

本種の属するBiston属は灯火に飛来するのは雄ばかりで、雌はのきなみ珍品であるが、本種の雌はとりわけ得難いようで、寄主植物を含め幼生期は一切判明していない。山陰地方は本種が比較的多産し、筆者もこれまで多数の雄を見てきたが、雌には未だに謁見できていない。いつか雌を採集して飼育してみたい蛾の一つである。

撮影データ: 2021年4月14日 鳥取県鳥取市
撮影・文章: 松井 悠樹

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会東海支部第125回例会のご案内

2004年6月26日公開

※終了しました。

三重昆虫談話会との合同で採集調査会を行います。※非会員参加大歓迎!

日時
2004年6月26日(土)から27日(日)18:30集合
場所
民宿 嬉志乃(うれしの)
尾鷲市三木里町 312-16 TEL 0597-28-2160
JR紀勢線三木里駅徒歩800m
宿泊費
約10,000円(2食付き)

6月20日までに事務局宛メールかFAXでお申し込みください。

東海支部事務局(間野隆裕 方)
TEL&FAX:052-442-1503
e-mail:manotaka@muj.biglobe.ne.jp

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。