日本産蝶類の衰亡と保護 第5集
2003年8月 1日公開
巣瀬 司・枝 恵太郎 共編 2003年8月出版 B5版/約200頁 頒価2,000円
1993年に発行した日本産蝶類の衰亡と保護 第2集「日本産蝶類県別レッドデータリスト」の改訂版とセミナーの講演要旨集です。 本会の販売分は既になくなりました。
日本鱗翅学会版・日本産蝶類 県別レッドデータリスト(2002年)は、こちらで公開しています。
シロシモフリエダシャク Biston melacron
(シャクガ科エダシャク亜科)
春の夜、シロシモフリエダシャクの雄がひっそりと街灯に飛来していた。
年に一化、春のみに出現するシャクガで、西日本に分布するが局地的で個体数も多くない。
本種の属するBiston属は灯火に飛来するのは雄ばかりで、雌はのきなみ珍品であるが、本種の雌はとりわけ得難いようで、寄主植物を含め幼生期は一切判明していない。山陰地方は本種が比較的多産し、筆者もこれまで多数の雄を見てきたが、雌には未だに謁見できていない。いつか雌を採集して飼育してみたい蛾の一つである。
2003年8月 1日公開
巣瀬 司・枝 恵太郎 共編 2003年8月出版 B5版/約200頁 頒価2,000円
1993年に発行した日本産蝶類の衰亡と保護 第2集「日本産蝶類県別レッドデータリスト」の改訂版とセミナーの講演要旨集です。 本会の販売分は既になくなりました。
日本鱗翅学会版・日本産蝶類 県別レッドデータリスト(2002年)は、こちらで公開しています。
鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。