ニセバラシロヒメハマキ Notocelia nimia
(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)

九州大学伊都キャンパス農学部付近にはノイバラが多く生えており、夕方になると葉上にとまる本種の姿を簡単に見ることができます。

白と黒のまだら模様は鳥の糞に対する擬態といわれており、海外ではこのような模様を持つガを総称して"bird-dropping moth"と呼ぶそうです。この模様は、ニセバラシロヒメハマキの含まれるヒメハマキガ亜科内だけを見ても、AncylisApotomisGypsonomaなど、さまざまな属でみることができます。

撮影データ: 2024年4月18日 福岡県福岡市・九州大学伊都キャンパス
撮影・文章: 川島 育海

閉じる

日本鱗翅学会

関東支部主催「夏季採集観察会(サマーミーティング)」参加募集

2003年7月12日公開

恒例の関東支部主催の「夏季採集観察会(サマーミーティング)」を下記の要領で開催いたします。 大菩薩の下、採集に語らいに、楽しい1日を企画しております(夜は蛾の夜間採集の用意もします)。 是非、ご参加下さい(関東支部会員以外の方のご参加も大歓迎致します)。

日時
2003年7月12日(土)から13日(日)
場所
大菩薩下日川渓谷 嵯峨塩鉱泉
村営日川渓谷レジャーセンター
会費
8,000円を予定しております
(交通費等は含まれません)。

参加御希望の方は、ハガキまたはe-mailで、住所・氏名・連絡先を明記して、下記までお申し込みください。 折り返し当方より「ご案内連絡」をさせていただきます。なお、締め切りは2003年7月4日とさせていただきます。

申込先・お問い合せ先:矢野高広

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。