夏の観察採集会
2002年7月13日公開
*終了しました。
夏の観察採集会を企画しました。奮ってご参加ください。
- 日程
- 2002年7月13日(土)から14日(日)
- 会場
- 北軽井沢ペンション「リトルラビット」
- 参加費
- 12,000円(小学生は6,000円)
- 定員
- 20名(定員になり次第締め切らせていただきます)
- お申込・お問い合わせは下記まで
- 夏の観察採集会幹事 石川和宏 182-0033 調布市富士見町2-21-66 TEL:090-1811-4894
マエアカスカシノメイガ Palpita nigropunctalis
(ツトガ科ヒゲナガノメイガ亜科)
夏の暑さが過ぎ、本格的な秋の訪れを感じはじめる9月の早朝に、アベリアの花を訪れたマエアカスカシノメイガを見つけた。
半透明の白い翅と橙色の差し色が美しいガで、早春のまだ寒い時期から灯火やコンビニの灯りに成虫が集まる。幼虫が公園の生け垣や人家に植栽されるネズミモチやライラック、オリーブなど様々なモクセイ科植物を餌としているため、都市から山間部まで広い地域で成虫を目にする。
本種の成虫は真冬以外いつでも見られるような気がするのだが、実は複雑な生活史を持っており、成虫が見られる時期は意外に限られている。幼虫が暑さにも寒さにも弱いのか、あるいは春と秋だけ餌の状態がよいのか、幼虫の生育に適さない時期を休眠してやり過ごすようだ。夏は成虫で、冬は蛹でそれぞれ休眠するらしい(Gotoh et al. 2011, 後藤 2012)。
2002年7月13日公開
*終了しました。
夏の観察採集会を企画しました。奮ってご参加ください。
鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。