エゾミドリシジミ Favonius yezoensis
(シジミチョウ科)

ミドリシジミの仲間の翅の緑色は、鱗粉のごく微細な構造により光が干渉することで生じている。角度によって色や輝きの強さが変わって見えるのはそのためで、この特殊な発色現象は構造色と呼ばれる。

羽化の瞬間、チョウの翅は体液でわずかに湿っている。このわずかな体液によって鱗粉の反射する光の波長が変わるため、新成虫が蛹から抜け出した直後のひと時に限って、翅は普段の緑色からは想像もつかない紫色となる。紫色の翅は前縁・外縁側から乾いて速やかに変色し、60秒後にはオーロラを連想させる配色(写真)に、そして更に1分ほど経つと完全な緑色となる。

撮影データ: 青森県岩木山にて採卵・飼育
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

『やどりが』編集委員会規程 (2016年4月1日施行)

  • 第1条 会則第38条により設置された『やどりが』編集委員会(以下本委員会)を本規程により運営する.
  • 第2条 (構成および組織)
    • 1. 本委員会には編集委員長1名,編集委員複数名を置く.
    • 2. 編集委員長は会則第40条により会長が委嘱する.
    • 3. 編集委員は,理事会の承認を得て,編集委員長が委嘱する.
    • 4. 以上の役職間の兼務は認められる.
    • 5. 編集委員長,編集委員の任期は会則第16条の役員と同様とし,会則第16~18条を準用する.ただし,重任を妨げない.
    • 6. 編集委員長はすべての人事を理事会に報告する.
  • 第3条 (編集業務)
    • 1. 編集委員長は原稿の送付を受け,編集委員に原稿の精読(必要な場合は査読)を依頼する.
    • 2. 原稿の採否は,編集委員の意見を参考にして委員長が決定する.
    • 3. 活動状況ならびに活動の結果は理事会,評議員会において報告し,また『やどりが』誌上で直接会員に報告する.
  • 第4条 (費用) 『やどりが』の編集・発行に関わる経費は一般会計により処理する.
  • 第5条 (施行および改廃)
    • 1. 本規程は2016年4月1日から施行する.
    • 2. 本規程の改廃は会則第34条の5による.

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。