カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会基金規程 (2014年10月25日制定)

  • 第1条 本学会は、会の財政安定を図るとともに、会の活性化及び会員の利益となる活動を支援するため、会則
  • 第36条に規定する寄付金等の収入に基づき日本鱗翅学会基金(以下学会基金と呼ぶ)を設ける。
  • 第2条 学会基金は、団体または個人からの寄付金等をもって充てる。また、学会会計に余剰金等が生じた場合は、それを繰り入れることができる。
  • 第3条 学会基金は一般会計とは別途の特別会計とする。
  • 第4条 本学会は学会基金及びその運用益から、一般会計事案に対して拠出を行うことができる。
  • 第5条 学会基金から拠出する金額および内容については評議員会の承認を得る。

(付則) 本規定は2014年10月25日から施行する。

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。