エゾミドリシジミ Favonius yezoensis
(シジミチョウ科)

ミドリシジミの仲間の翅の緑色は、鱗粉のごく微細な構造により光が干渉することで生じている。角度によって色や輝きの強さが変わって見えるのはそのためで、この特殊な発色現象は構造色と呼ばれる。

羽化の瞬間、チョウの翅は体液でわずかに湿っている。このわずかな体液によって鱗粉の反射する光の波長が変わるため、新成虫が蛹から抜け出した直後のひと時に限って、翅は普段の緑色からは想像もつかない紫色となる。紫色の翅は前縁・外縁側から乾いて速やかに変色し、60秒後にはオーロラを連想させる配色(写真)に、そして更に1分ほど経つと完全な緑色となる。

撮影データ: 青森県岩木山にて採卵・飼育
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会基金規程 (2014年10月25日制定)

  • 第1条 本学会は、会の財政安定を図るとともに、会の活性化及び会員の利益となる活動を支援するため、会則
  • 第36条に規定する寄付金等の収入に基づき日本鱗翅学会基金(以下学会基金と呼ぶ)を設ける。
  • 第2条 学会基金は、団体または個人からの寄付金等をもって充てる。また、学会会計に余剰金等が生じた場合は、それを繰り入れることができる。
  • 第3条 学会基金は一般会計とは別途の特別会計とする。
  • 第4条 本学会は学会基金及びその運用益から、一般会計事案に対して拠出を行うことができる。
  • 第5条 学会基金から拠出する金額および内容については評議員会の承認を得る。

(付則) 本規定は2014年10月25日から施行する。

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。