ニホンセセリモドキ Hyblaea fortissima
(セセリモドキガ科)

早春の山林で昼間に活動する変わり者のガ。日本(北海道~九州)と朝鮮半島に分布する。その色彩斑紋は名前の通りセセリチョウ、特にミヤマセセリとよく似ている。年1化で夏に羽化するが、新成虫はほとんど活動しないまま休眠して夏~冬をやり過ごし、翌春になってようやく活動を始める。セセリモドキの仲間は、ヤガ科などとはかなりの遠縁で、むしろイカリモンガやマドガなどに近縁とされる。

4月初旬、青森県の南西端に位置する深浦町まで足を伸ばした。ところどころに雪が残る中でフキノトウとキブシの花が咲き、路上ではシータテハが日光浴していた。その傍ら、日当たりの良い斜面に多数のニホンセセリモドキが集まっていた。その場で見られたニホンセセリモドキは全てオスで、後脚の毛束を広げて翅をV字に開く特有の姿勢でとまっていた。

撮影データ: 2016年4月2日 青森県深浦町
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

『蝶と蛾』編集委員会規程 (2010年1月1日施行)

  • 第1条 会則第38条により設置された『蝶と蛾』編集委員会(以下本委員会)を本規程により運営する.
  • 第2条 (構成および組織)
    • 1. 本委員会には委員長1名,幹事1または2名,委員複数名を置く.また,必要に応じ幹事補助を置くことができる.
    • 2. 委員長は会則第40条により会長が委嘱する.
    • 3. 幹事および委員は,理事会の承認を得て,委員長が委嘱する.
    • 4. 委員長,幹事,および必要に応じ幹事補佐をもって事務局を構成する.
    • 5. 以上の役職間の兼務は認められる.
    • 6. 委員長,幹事,委員,幹事の任期は会則第16条の役員と同様とし,会則第16~18条を準用する.ただし,重任を妨げない.
    • 7. 委員長はすべての人事を理事会に報告する.
  • 第3条 (編集業務)
    • 1. 委員長は原稿の送付を受け,必要があれば委員と協議の上,2名以上のレフェリーを選定して原稿の査読を依頼する.
    • 2. 原稿の採否は,レフェリーの意見を参考にして委員長が決定する.ただし,必要があれば委員に意見を求めることができる.
    • 3. 本条1~2項の任を果たすのに不適切な場合は,委員の一人がレフェリーを選定する.
    • 4. 幹事は,著者ならびに印刷所との連絡を担当する.
    • 5. 活動状況ならびに活動の結果は評議員会において報告し,また「やどりが」誌上で直接会員に報告する.
  • 第4条 (費用) 『蝶と蛾』の編集・発行に関わる経費は一般会計により処理する.
  • 第5条 (施行および改廃)
    • 1. 本規程は2010年1月1日から施行する.
    • 2. 本規程の改廃は会則第34条の5による.

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。