ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi
(アゲハチョウ科)

北国の春を代表するチョウ。日本では北海道と本州の寒冷地(東北地方、群馬県赤城山、中部地方)に分布する。早春の広葉樹林やスギ林で見られ、近縁種のギフチョウよりも飛翔は緩慢。幼虫はウスバサイシン類の葉を食べて育ち、夏のうちに蛹となるが、以降9~10ヶ月ほど休眠して翌春の羽化を待つ。

上述の通り幼虫の食草はウスバサイシン類であり、本種にとってカタクリは必須の存在ではない。しかし、ウスバサイシン類が生育する林床の開けた林には、しばしばカタクリが群生し、ちょうどその花が咲く頃にヒメギフチョウが出現する。カタクリの紫色とヒメギフチョウの黄色がなす鮮やかなコントラストは、愛好家の目を楽しませている。

撮影データ: 2015年4月19日 岩手県雫石町
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

『蝶と蛾』編集委員会規程 (2010年1月1日施行)

  • 第1条 会則第38条により設置された『蝶と蛾』編集委員会(以下本委員会)を本規程により運営する.
  • 第2条 (構成および組織)
    • 1. 本委員会には委員長1名,幹事1または2名,委員複数名を置く.また,必要に応じ幹事補助を置くことができる.
    • 2. 委員長は会則第40条により会長が委嘱する.
    • 3. 幹事および委員は,理事会の承認を得て,委員長が委嘱する.
    • 4. 委員長,幹事,および必要に応じ幹事補佐をもって事務局を構成する.
    • 5. 以上の役職間の兼務は認められる.
    • 6. 委員長,幹事,委員,幹事の任期は会則第16条の役員と同様とし,会則第16~18条を準用する.ただし,重任を妨げない.
    • 7. 委員長はすべての人事を理事会に報告する.
  • 第3条 (編集業務)
    • 1. 委員長は原稿の送付を受け,必要があれば委員と協議の上,2名以上のレフェリーを選定して原稿の査読を依頼する.
    • 2. 原稿の採否は,レフェリーの意見を参考にして委員長が決定する.ただし,必要があれば委員に意見を求めることができる.
    • 3. 本条1~2項の任を果たすのに不適切な場合は,委員の一人がレフェリーを選定する.
    • 4. 幹事は,著者ならびに印刷所との連絡を担当する.
    • 5. 活動状況ならびに活動の結果は評議員会において報告し,また「やどりが」誌上で直接会員に報告する.
  • 第4条 (費用) 『蝶と蛾』の編集・発行に関わる経費は一般会計により処理する.
  • 第5条 (施行および改廃)
    • 1. 本規程は2010年1月1日から施行する.
    • 2. 本規程の改廃は会則第34条の5による.

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。