ミノウスバ Pryeria sinica
(マダラガ科)

半透明の翅をもつ昼飛性のマダラガ。日本では北海道から九州まで分布し、マサキ、ツルウメモドキなどのニシキギ科を食樹とする。首都圏では晩秋11月頃に成虫が見られるが、寒冷地ほど早く出現する傾向にあるようで、青森県の山地では9月下旬に発生の盛期を迎える。

食樹のマサキが生垣として植栽されることから、市街地に多く生息する。多数の卵を並べて産み付ける習性があり、幼虫は群れて生活するため、植栽のマサキの葉を食べ尽くす害虫としても知られている。しかし、こと青森県においては市街地で発生した例が知られておらず、自然度の高い山林で偶然的に採集されるばかりの稀種である。市街地への進出程度に顕著な地域差が見られることは興味深い。

撮影データ: 2017年9月24日 青森県平川市
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会学会賞および奨励賞受賞候補者選考要項
(2018年10月19日作成、12月12日修正、2019年4月6日修正)

  • 1. 日本鱗翅学会の学会賞と奨励賞の候補は自薦、他薦によって推薦され、会長が委嘱した3名の委員によって構成された学会賞および奨励賞受賞候補者選考委員会(以下選考委員会という)が選考を行う。
  • 2. 学会賞の推薦者は以下の項目について書類を整え推薦を行う。
    • (1) 略歴: 候補者の氏名、生年月日、連絡先
    • (2) 業績: 鱗翅学における業績の概要(1,000字程度)
    • (3) 業績一覧: 主要論文、著作、活動等から、主要なものを各5つ以内
    • (4) 業績資料: 論文のうち重要なものの別刷もしくはコピー(最大3編とし、うち1本以上は日本鱗翅学会誌に掲載されたもの)、あるいは著作や活動に関する資料
    • (5) 推薦: 推薦者の氏名、連絡先、推薦理由(自薦、他薦を問わず必要、1,000字以内)
  • 3. 奨励賞の推薦者は以下の項目について書類を整え推薦を行う。
    • (1) 略歴: 候補者の氏名、生年月日、連絡先
    • (2) 業績: 研究内容の概要(1,000字程度)
    • (3) 業績一覧: 主要論文や著作、活動などのリスト、および主要な学会発表(口頭発表・ポスター発表)のリスト(日本鱗翅学会大会での発表があれば含めること)
    • (4) 業績資料: 論文のうち重要なもの1編の別刷もしくはコピー(日本鱗翅学会誌に掲載されたものがあればそれを提出すること)、あるいは著作や活動に関する資料
    • (5) 推薦: 推薦者の氏名、連絡先、推薦理由(自薦、他薦を問わず必要、1,000字以内)
  • 4. 選考は次のように行う。
    • (1) 総務担当は和文誌・ウェブサイト・お知らせメール等にて対象年度の学会賞・奨励賞候補者の推薦募集案内を出す。
    • (2) 推薦者は、決められた所定の様式に推薦理由・業績等の必要な事項を書き、必要書類を揃えて、総務担当宛に紙媒体を郵送するか、PDFファイルにしたデータをメールに添付して送付する。推薦締切日は、11月末日とする。
    • (3) 総務担当は募集をとりまとめたのち、選考委員会に選考を依頼する。
    • (4) 選考委員会は第一回評議員会までに選考結果を会長に示し、会長は理事会ならびに第一回評議員会で選考結果を諮る。
    • (5) 総務担当は受賞該当者の推薦者に選考結果を送り、学会賞ならびに奨励賞受賞者に授賞式への出席と受賞記念要旨の執筆を依頼する。合わせて、学会賞受賞者には、大会での受賞記念講演を依頼する。
    • (6) 大会では学会賞ならびに奨励賞の授賞式と、学会賞受賞記念講演を行い、やどりがに学会賞ならびに奨励賞受賞者の受賞業績概要を掲載する。

日本鱗翅学会

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。