ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi
(アゲハチョウ科)

北国の春を代表するチョウ。日本では北海道と本州の寒冷地(東北地方、群馬県赤城山、中部地方)に分布する。早春の広葉樹林やスギ林で見られ、近縁種のギフチョウよりも飛翔は緩慢。幼虫はウスバサイシン類の葉を食べて育ち、夏のうちに蛹となるが、以降9~10ヶ月ほど休眠して翌春の羽化を待つ。

上述の通り幼虫の食草はウスバサイシン類であり、本種にとってカタクリは必須の存在ではない。しかし、ウスバサイシン類が生育する林床の開けた林には、しばしばカタクリが群生し、ちょうどその花が咲く頃にヒメギフチョウが出現する。カタクリの紫色とヒメギフチョウの黄色がなす鮮やかなコントラストは、愛好家の目を楽しませている。

撮影データ: 2015年4月19日 岩手県雫石町
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会表彰規程 (1992年11月14日)

  • 1. (目的) 本学会の一層の発展をはかるため,会員の顕著な業績を表彰する.
  • 2. (対象) 会の目的に照らし,ふさわしい業績あるいは貢献について,その業績そのもの,あるいはそれを為した会員,またはその双方を表彰する.
    • 2-1 研究成果の発表・労作の出版等,鱗翅学の発展普及に資する業績,鱗翅類やそれにかかわることがらに関する社会的関心の増進のための活動,会務に関する貢献等,本学会活動の一切を対象とする.
    • 2-2 物故会員も対象とする.
    • 2-3 業績のあった時期は問わない.
  • 3. (選定規程) 評議員会において審査決定する.
    • 3-1 議事録上の記録は,議長の裁量により一部を省略できる.
    • 3-2 物故会員に対する追贈に際しては,必要な場合,理事会の決定によることができる.理事会は事後の最も近い評議員会に報告しなければならない.
  • 4. (表彰の取り消し) 表彰後,当該表彰が不適当であることが判明した場合は取り消すことができる.
    • 4-1 取り消しは評議員会の議決による.ただし,会則第33条の規定(議決は出席者の過半数により決める)にかかわらず,出席評議員の3分の2以上の賛同を必要とする.
  • 5. (表彰) 原則として,大会時に会長から会長名の表彰状を贈る.
    • 5-1 副賞については特に定めない.その都度の評議員会の議決による.
  • 6. (改廃) 本規程の改廃は会則第34条の6による.

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。