ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

第2回ツシマウラボシシジミ保全シンポジウム

2022年3月 1日公開

第2回ツシマウラボシシジミ保全シンポジウム「対馬固有の蝶・ツシマウラボシシジミを守ろう --希少チョウと人との共存共栄を探る--」

日本では対馬にのみ生息する固有亜種で、国内希少野生動植物種にも指定されているツシマウラボシシジミ。その保全活動に取り組む様々な主体(行政、保全団体、動物園、大学、学会、企業など)が、活動や研究成果を報告して現状を紹介するとともに、この蝶を守るための取り組みについて、参加者の皆さんと一緒に考える公開シンポジウムです。

  • * 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対馬市内の会場とオンライン(Zoomミーティング)の双方で参加できるハイフレックス型で開催致します。島外の講演者はオンラインでの講演となります。
  • * 本案内の配布・転送を歓迎致します。参加資格は問いませんので、友人・知人にもお声がけ頂けますと幸いです。
日時:
2022年3月12日(土) 14:00~16:30
会場:
現地参加|対馬市交流センター3階大会議室(参加の方はマスクの着用をお願い致します)
オンライン参加|参加申し込みフォーム(3/10〆切)
入場料:
無料
主催:
対馬市・日本鱗翅学会自然保護委員会
協賛:
(公財)自然保護助成基金
後援:
NPO法人日本チョウ類保全協会、(一社)MIT、(一社)daidai
お問い合わせ:
【現地】対馬市自然共生課|電話 0920-53-6111
【オンライン】日本鱗翅学会自然保護委員会シンポジウム事務局|lsj.conservationgmail.com

* オンライン登録者には参加のためのZoomURLを3/11に配信します。もし届かない場合は下記お問い合わせメールアドレスにご連絡ください。

プログラム

14:00~14:05
開会挨拶/趣旨説明 神宮周作 (対馬市農林水産部自然共生課)
14:05~14:25
基調講演「日本産チョウ類の現状とツシマウラボシシジミの生息域内保全」 中村 康弘 (NPO法人日本チョウ類保全協会)
14:25~14:45
「ツシマウラボシシジミ生息域外保全の拠点を担う事業活動」 水落 渚・関根 雅史 (足立区生物園)
14:45~15:05
「生息域外コリドーをめざしたツシマウラボシシジミ保全の取り組み」 清水 聡司 (箕面公園昆虫館)
15:05~15:10
休憩
15:10~15:30
「ツシマウラボシシジミ保全を目的とした飼育技術開発実験」 平井 規央 (日本鱗翅学会/大阪府立大学)
15:30~15:50
「ツシマウラボシシジミと人との共存に向けた博物館活動」 谷尾 崇 (対馬博物館)
15:50~16:10
「チョウの生息環境改善に向けた対馬のシカ対策の取り組み」 齊藤 ももこ ((一社)daidai)
16:10~16:30
総合討論
司会: 矢後勝也(日本鱗翅学会/東京大学総合研究博物館)
16:30
閉会挨拶

【オンラインでの視聴方法】(現地会場での参加の方は不要です)

Zoomミーティングというオンライン会議ツール(インターネット)を利用します。参加申込フォーム(前述:登録〆切3月10日)から登録された方へ3月11日(金)に視聴用ZoomURLが配信される予定です。当日は、その視聴用ZoomURLをクリックすると参加できます。

  • * 視聴するにはパソコン、スマートフォン、タブレット等の機材が必要となります(機材によっては事前にZoomアプリをダウンロードしておく必要があります)。
  • * 表示する「お名前」は、お申し込み時と同じ名前を表示するよう設定をお願いします。
  • * マイクはミュート、カメラはオフに設定して下さい。質問等、必要に応じてオン・オフを切り替えていただきます。
  • * 無断での録音、録画、撮影(スクリーンショット含む)および、それらの転用やSNS等インターネット上への掲載は禁止です。
  • * 申し込み登録後に配信された視聴用ZoomURL、ID、各種パスワードを、第三者に再配布することはお控え下さい。

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。