ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会フォトコンテスト

2021年8月 6日公開

このたび、日本鱗翅学会の新しい行事として、チョウとガのフォトコンテスト企画します。コロナ禍により十分な学会活動が困難な現在、会員が撮った自慢の写真を紹介することによって、新しい会員活動の場を提供します。多くの会員から投稿をお待ちしています。

なお、本コンテストはコロナ禍で中止となった大会や例会の代替として評議員会で承認された企画で、今後の継続については未定です。

開催要項

応募期間
2021年3月1日(月)~8月31日(火)
応募規定
応募資格は、日本鱗翅学会会員に限ります。
投稿作品数は1人1点とします。
応募作品は応募者本人が野外で撮影した写真に限ります。
被写体は日本国内のチョウまたはガの全ステージとします。
未発表の写真に限ります(個人ブログ・ウェブサイト・SNSは除く)。他コンテストで落選した作品は投稿可能です。
応募できる写真の撮影時期は2017年1月1日以降(約5年間)とします。
入賞作品は「やどりが」に掲載するため、著作権は日本鱗翅学会に属します。
本コンテストに応募いただいた時点で日本鱗翅学会のウェブサイトおよび「やどりが」に掲示することに同意したものとします。
全応募作品を順次ウェブサイトで公開しまが、公開時に作品の長辺が1,920ピクセル以下になるように画素数を調整させていただくことをご了承ください。
応募方法
応募写真の画像ファイル形式はJPEGのみとします。
応募方法はメール添付に限ります。そのため、画像のファイルサイズを5MB以下にしてお送り下さい。
メールの「件名」に「鱗翅学会フォトコンテスト応募」と記入し、メール本文に、以下の(1)~(8)を必ず記入して lsj-photolepi-jp.orgまでお送り下さい。
応募時の記載事項
(1) 氏名
(2) 会員番号
(3) 連絡先住所・電話番号
(4) e-mailアドレス
(5) 作品タイトル
(6) 撮影年月日
(7) 撮影場所(市区町村まで)
(8) 説明文(300文字以内)
※ 受付メールをお送りしますので、届かない場合はご連絡ください。
審査方法
応募作品の中から最優秀賞1点、優秀賞若干数を選定します。
授賞作品は理事および評議員の投票によって決定します。
審査基準
以下の事柄を総合的に判断します。
  • ・写真としての芸術性が高いこと
  • ・普通種であっても撮影の困難さや努力のレベルが高いこと
  • ・鱗翅学的重要性が含まれていること
  • ・被写体の希少性が高いこと
発表方法および表彰
2021年10月頃に、最優秀賞および優秀賞を会員メーリングリストおよびウェブサイトでお知らせし、入賞作品をウェブサイトおよびやどりがに掲載します(日程が前後する場合があります)。
2021年日本鱗翅学会第67会大会(名古屋)において表彰状を授与します。

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。