ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会第67回名古屋大会 延期のお知らせ

2020年5月22日公開

2020年10月24日(土)~25日(日)に開催される予定であった日本鱗翅学会第67回名古屋大会を来年に延期することを決定いたしました。

緊急事態宣言は、東京・大阪等を除いた39県で5月14日に解除されました。しかし、解除された県においても、日常のあらゆる場面で、新型コロナウイルスへの警戒は継続して必要であり、"3つの密"を徹底的に避けることが叫ばれています。現時点で新型コロナウイルス感染拡大収束の見通しは不透明です。また、仮に収束に向かっても秋の第2波も考えられる状況です。

そのため、本年の開催は見送り、名古屋大会は来年(2021年)の10月末または11月上旬に延期することにいたしました。

来年の大会案内については、改めて連絡します。

江田 信豊 (大会会長)
八木 孝司 (日本鱗翅学会会長)

日本鱗翅学会

〒113-0001
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アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。