ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi
(アゲハチョウ科)

北国の春を代表するチョウ。日本では北海道と本州の寒冷地(東北地方、群馬県赤城山、中部地方)に分布する。早春の広葉樹林やスギ林で見られ、近縁種のギフチョウよりも飛翔は緩慢。幼虫はウスバサイシン類の葉を食べて育ち、夏のうちに蛹となるが、以降9~10ヶ月ほど休眠して翌春の羽化を待つ。

上述の通り幼虫の食草はウスバサイシン類であり、本種にとってカタクリは必須の存在ではない。しかし、ウスバサイシン類が生育する林床の開けた林には、しばしばカタクリが群生し、ちょうどその花が咲く頃にヒメギフチョウが出現する。カタクリの紫色とヒメギフチョウの黄色がなす鮮やかなコントラストは、愛好家の目を楽しませている。

撮影データ: 2015年4月19日 岩手県雫石町
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会九州支部2019年度大会のお知らせ

2019年5月19日公開

今年度の日本鱗翅学会九州支部例会のプログラムが決まりましたので、ご案内します。九州大学の新しいキャンパスで開催しますので、多くの方のご参加をお待ちしております。

大会日時:
2019年6月1日(土)
受付開始 13:30
一般講演 14:00~17:10
懇親会 18:00~20:00
大会会場:
九州大学伊都キャンパス ウエスト5号館(農学部棟) 228講義室
 〒819-0395 福岡市西区元岡 744
 [伊都キャンパスマップ(農学部は28)]
[アクセス]
参加費:
無料
懇親会会場:
漁師小屋(九大学研都市駅から約700m)
 [漁師小屋の案内・アクセス]
懇親会費:
5,000円(一般) | 3,500円(学生)
※ 当日受付にて集金します。会費は参加人数により変動します。
※ 懇親会に参加予定の方は、事前に屋宜(yagi.sadahisagmail.com)までご連絡いただけると助かります。

大会スケジュール

  • 13:30~ 受付開始
  • 14:00~14:55 一般講演(1~3)
  • 14:55~15:15 休憩1
  • 15:15~16:00 一般講演(4~6)
  • 16:00~16:20 休憩2
  • 16:20~17:10 一般講演(7~9)

  • [18:00~20:00 懇親会(漁師小屋)]

プログラム

14:00~14:20
1. ツマベニチョウの分類再考
矢田 脩 (九州大学総合研究博物館)
14:20~14:40
2. 「日本昆虫目録ヤガ上科」編纂の問題点
上田 恭一郎 (北九州市立自然史・歴史博物館)
14:40~14:55
3. 潜葉性小蛾類の採集法と飼育法
屋宜 禎央 (九州大学)
15:15~15:30
4. 奄美大島のキバガ上科の記録
奥 尉平1・坂巻 祥孝2・鮫島 真一3・津田 勝男2・寺田 剛4 (1九州大学 2鹿児島大学 3奄美昆虫同好会 4自然環境研究センター)
15:30~15:45
5. 九州産Promalactis属(マルハキバガ科)の分類
外村 俊輔・広渡 俊哉 (九州大学)
15:45~16:00
6. Taxonomic study of the genus Palumbina in Japan
Khine Mon Mon Kyaw・屋宜 禎央・広渡 俊哉 (九州大学)
16:20~16:35
7. 霧島山系のチョウ類相の変遷
安本 潤一 (宮崎昆虫同好会)
16:35~16:50
8. 九州北部のアキヨシヒゲナガ
佐々木 公隆 (九州産業高校)
16:50~17:10
9. 中国ヒマラヤ地域の原始的小蛾類
広渡 俊哉 (九州大学)

お問い合わせ

〒819-0395

福岡市西区元岡 744

九州大学大学院 生物資源環境科学府 昆虫学分野

屋宜 禎央

E-mail:yagi.sadahisagmail.com

 

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屋宜 禎央 (九州大学大学院)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。