ニホンセセリモドキ Hyblaea fortissima
(セセリモドキガ科)

早春の山林で昼間に活動する変わり者のガ。日本(北海道~九州)と朝鮮半島に分布する。その色彩斑紋は名前の通りセセリチョウ、特にミヤマセセリとよく似ている。年1化で夏に羽化するが、新成虫はほとんど活動しないまま休眠して夏~冬をやり過ごし、翌春になってようやく活動を始める。セセリモドキの仲間は、ヤガ科などとはかなりの遠縁で、むしろイカリモンガやマドガなどに近縁とされる。

4月初旬、青森県の南西端に位置する深浦町まで足を伸ばした。ところどころに雪が残る中でフキノトウとキブシの花が咲き、路上ではシータテハが日光浴していた。その傍ら、日当たりの良い斜面に多数のニホンセセリモドキが集まっていた。その場で見られたニホンセセリモドキは全てオスで、後脚の毛束を広げて翅をV字に開く特有の姿勢でとまっていた。

撮影データ: 2016年4月2日 青森県深浦町
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会四国支部第24回例会のお知らせ

2019年2月13日公開

毎年恒例となりました四国支部の例会を開催します。

これまで参加されたことのない方、会員外で虫好きの方の参加も歓迎いたします。その他の話題に余裕があるので飛び込みの講演や、標本の持込等もお待ちしております。皆様お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください。

開催要領

日時
平成31年2月24日(日) 11:00~16:00
場所
愛媛県総合科学博物館 | 生涯学習棟 2階 第2研修室
(高速いよ西条ICより約5分 | 交通アクセス)

プログラム

講演
11:00~11:30
真鍋 泰彦 (高知)
 西表島の蛾Cleoraほか
11:30~12:00
大西 剛 (愛媛)
 アサギマダラを題材にした教育普及活動について
(12:00~13:00 昼食)
(13:00~13:30 総会)
13:30~14:00
三谷 晃良 (愛媛)
 オオムラサキについて
14:00~14:30
片岡 敬一 (愛媛)
 愛媛県蛾類採集記録の訂正、追加等について
14:30~15:00
小汐 千春 (徳島)
 第16回国際マダラガシンポジウム(トルコ、イズミル)に参加して
(15:00~15:10 休憩)
(15:10~16:00 質疑応答、その他の話題、一人一話など)
総会
  • 新評議員挨拶
  • 松本大会報告
  • 評議員会報告
  • 自然保護委員会及び自然保護セミナー報告
  • 2022年四国大会(予定)について
  • 会計報告
  • 自由意見等討論

お問い合わせ

〒792-0060

愛媛県新居浜市大生院 2133-2

愛媛県総合科学博物館 学芸課

大西 剛

TEL:0897-40-4109(代表)
E-mail:ohnishi-tsuyoshipref.ehime.lg.jp

大西 剛 (愛媛県総合科学博物館)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
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※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。