スギタニルリシジミ Celastrina sugitanii
(シジミチョウ科)

春の野山を代表的するチョウのひとつ。国内分布は北海道~九州。ルリシジミに似るが、年1度春だけに出現し、生息環境は落葉広葉樹林にほぼ限られる(一方、ルリシジミは春から秋まで見られ、公園や農地などの身近な環境にもよく生息している)。トチノキなどの花蕾に産卵し、幼虫はそれを食べて育つ。越冬態は蛹。

成虫は主に樹冠近くの高所で活動するものの、午前中には日当たりの良い林床に下りて日光浴する。そして気温が高くなると、オスは湿った地面に集まって吸水する。

花での吸蜜行動も時おり観察されるが、写真は日光浴中の個体が偶然カタクリの花弁にとまった場面を撮影したもの。この日は気持ちの良い晴天で気温が高く、羽化後間もないスギタニルリシジミが数多く姿を現した。その傍らで飛び古したヒメギフチョウも見られた。

撮影データ: 2015年4月12日 青森県青森市
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会九州支部平成30年度大会のお知らせ

2018年11月20日公開

日本鱗翅学会九州支部と九州・沖縄昆虫研究会(日本昆虫学会九州支部)の合同大会のプログラムが決まりましたのでご案内いたします。本大会は九州・沖縄昆虫研究会との合同大会であり、鹿児島大学害虫研セミナーとの共催となっております。

大会日時:
2018年12月1日(土)
一般講演 14:30~17:30
懇親会 18:00~20:00
大会会場:
鹿児島大学大学院連合農学研究科 3階大会議室
 鹿児島市郡元 1-21-24
 鹿大正門を入ってすぐ左
 [大学案内] [学内案内]
参加費:
無料
懇親会会場:
農・共同獣医学部共通棟 101講義室
懇親会費:
3,000円(一般) | 1,500円(学生)
※ 当日受付にて集金します

大会スケジュール

  • 12:30~ 受付開始
  • 13:00~13:30 九州・沖縄昆虫研究会総会および日本鱗翅学会九州支部総会
  • 13:30~14:15 特別講演1「(仮)昆虫の共生微生物とIPM(総合的病害虫管理)について」安達鉄矢先生(宮崎大学農学部)
  • 14:15~14:30 休憩1
  • 14:30~16:00 一般講演1(1~6)
  • 16:00~16:15 休憩2
  • 16:15~17:30 一般講演2(7~11)

  • [18:00~20:00 懇親会(農・共同獣医学部共通棟 101講義室)]

プログラム(鱗翅目関係のみ掲載)

14:30~14:45
1. ヤミイロカニグモによるチャハマキの捕食行動について
古川 あずさ1・坂巻 祥孝1・津田 勝男1・鹿子木 聡2 (1鹿大院農・害虫 2鹿農総セ茶業部)
15:00~15:15
3. 塩生植物を寄主とするシャクガ科の一種の分類および生態
吉田 慧1・手塚 絢美1・安達 修平2・徳田 誠1 (1佐賀大・農 2九州沖縄農研)
16:30~16:45
8. ムラサキツバメ幼虫の発音が他個体に及ぼす影響
上神 梓・望岡 佑佳里・岸田 竜・徳田 誠 (佐賀大・農)
16:45~17:00
9. 九州産Promalactis属(Lepidoptera: Oecophoridae)の分類学的研究
外村 俊輔1・広渡 俊哉2 (1九大・農 2九大院・農)
17:15~17:30
11. 奄美大島のフタオチョウについて
二町 一成・福田 晴夫 (鹿児島昆虫同好会)

お問い合わせ

〒890-0065

鹿児島市郡元 1-21-24

鹿児島大学農学部害虫学研究室

坂巻 祥孝

E-mail:ysakaagri.kagoshima-u.ac.jp
TEL/FAX:099-285-8684

屋宜 禎央 (九州大学大学院)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。