カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

関東支部 2018「秋のつどい」

2018年9月19日公開

関東支部主催「秋のつどい」を下記の要領で開催いたします。ふるってご参加下さい。

日時
2018年10月6日(土) 13:00~17:15
場所
東京大学本郷キャンパス 理学部2号館4F大講堂
(東京都文京区本郷 7-3-1 | TEL: 03-3812-2111[大学事務局])
理学部2号館
周辺地図
参加費
1,000円 (会場費・講演要旨代を含む/学生無料)
懇親会
18:00~20:00
ユーティー・カフェ・ベルトレ・ルージュ (東大本郷キャンパス内)
会費5,000円 (大学生3,000円、高校生以下1,000円)

プログラム

一般講演(1)
加藤 義臣・吉田 昭広・高橋 啓暢: オオスカシバの鱗粉脱落
新津 修平・杉本 貴史・五島 正幸・上遠 岳彦: フチグロトゲエダシャクの雌特異的な翅退縮に関わる分子基盤の解明に向けて
小田 康弘: キタテハ,アカタテハなどの雌雄差について
石塚 正彦: 平地における大型ヒョウモンの夏眠について
休憩
一般講演(2)
黒田 亜富: ミスジチョウ(Neptis philyra)幼虫の吐糸行動について
真田 豊誠: 神奈川,東京のウラミスジシジミの新産地と分布について
佐々木 幹夫: コウトウキシタアゲハの幻光を求めて--台湾・蘭嶼島撮影行--
招待講演
横地 隆: 東南アジアに分布するTanaecia属(タテハチョウ科)に関するいくつかの事柄
企画・運営
日本鱗翅学会関東支部幹事会

お問い合わせ

〒368-0035

埼玉県秩父市上町 1-1-17

石塚 正彦

E-mail:fd32ptbma.biglobe.ne.jp

関東支部における「春」と「秋」のつどい、等の葉書での案内をe-mailへ切り替えることにつきまして、ご協力頂ける方はアドレスを小沢(e-mail: uts2_ozawayahoo.co.jp)までお知らせ下さい。

石塚 正彦 (日本鱗翅学会関東支部幹事会)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。