カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会第65回大会(松本)での発表申込み受付の延長について

2018年8月 2日公開

やどりがの発行遅延のため、7月末日に締め切りとしておりました65回大会での発表申込みの受付を、8月20日(月)まで延長いたします。一般発表、ポスター発表、標本発表(やどりがに見本を掲載)、小集会へのエントリーをお待ちしております。

なお、講演要旨の提出については予定通り、8月末日締め切りとなりますので、お気を付けください。

申込み・要旨送付先

〒395-0034

長野県飯田市追手町 2-655-7
飯田市美術博物館

日本鱗翅学会第65回大会事務局

四方 圭一郎

TEL:0265-22-8118
FAX:0265-22-5252
E-mail:lsj65matsumotogmail.com

四方 圭一郎 (第65回大会事務局)

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。