カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

近畿支部2018年度三草山ゼフィルス調査会のご案内

2018年6月 2日公開

今年も三草山でゼフィルス調査会を行いますので、ご連絡いたします。

日時:
2018年6月17日(日)(予備日6月23日(土))
場所:
大阪府豊能郡能勢町三草山
集合:
午前9時30分に能勢電鉄「日生中央」駅改札口
持物:
採集用具、弁当、飲み物、筆記用具、雨具等
注意:
気象庁発表の当日午前6時時点の大阪府の天気予報で午前中の降水確率が50%以上の場合、その日は中止

問い合わせ先

〒599-8531

堺市中区学園町 1-1

大阪府立大学
生命環境科学研究科

竹内 剛

TEL:072-254-9413(大学)
FAX:072-254-9694
E-mail:ttt26715osakafu-u.ac.jp

注) 竹内は、6月9日から16日まで海外出張中で電話とファックスでの連絡はつきません。その期間は、大学の電話で平井または上田に尋ねて下さい。電子メールは受信できると思います。

竹内 剛 (近畿支部)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。