カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会東海支部 2018年第167回例会のご案内

2018年2月26日公開

東海支部の「2018年第167回例会」を下記の要領で開催いたします。会員外の皆様も参加もできますので、お誘い合わせの上ご参加いただければ幸いです。

※ 三重昆虫談話会との合同開催です。

開催要領

日時
2018年3月4日(土) 13:30~17:00
会場
三重県立博物館 [MieMu: みえむ]
(三重県津市一身田上津部田 3060 | 三重県総合文化センター向かい)
三重県立博物館へのアクセス (三重県立博物館ウェブサイト)
参加費
無料

プログラム

一般講演 14:50~16:50
1) 秋田 勝己
 ゴミムシダマシの魅力
2) 長屋 林太郎
 三重県総合博物館ミュージアムフィールドにおけるスズメバチ類の季節消長について
3) 辻 尚道
 三重県のゾウムシ相: 僕がゾウムシ屋になったワケ
4) 多賀 敏正
 ジャコウアゲハ宮古島亜種の季節型について

※ 例会終了後、懇親会の開催を予定しています。奮ってご参加下さい。

日本鱗翅学会東海支部事務局

〒470-0202

愛知県みよし市三好丘 5-1-11
野村三好ヶ丘ヒルズ 5-406

江田 信豊

TEL:090-1097-5594

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。