カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

九州支部平成29年度大会のお知らせ(九州・沖縄昆虫研究会と共催)

2017年11月30日公開

直前になりましたが、日本鱗翅学会九州支部と九州・沖縄昆虫研究会(日本昆虫学会九州支部)の合同大会のプログラムが決まりましたのでご案内いたします。当日参加も可能ですので、お誘い合わせの上ご参加ください。

開催要領

日時
2017年12月2日(土) 13:00~18:00
会場
大分大学 旦野原キャンパス 第一大講義室
(JR大分大学前駅より徒歩10分)
大分大学キャンパスマップ
参加費
無料

プログラム(鱗翅学会関係のみ抜粋)

14:15~14:30
辻 千香子・屋宜 禎央・Khine Mon Mon Kyaw・広渡 俊哉 (九大・農・昆虫)
 九州大学伊都キャンパスにおける潜葉性小蛾類の相調査
14:30~14:45
Khine Mon Mon Kyaw・Sadahisa Yagi・Toshiya Hirowatari (Entomological Laboratory, Kyushu University)
 Taxonomic revision of the genus Cnaphostola Meyrick, 1918 (Lepidoptera, Gelechiidae) in Japan
14:45~15:00
玉嶋 勝範・酒井 彰 (大分昆虫同好会)
 大分県におけるシータテハの季節型決定要因

全体のプログラムやアクセス等の詳細については、九州・沖縄昆虫研究会のウェブサイトをご覧ください。

タイムテーブル

12:00~
受付開始
13:00~13:05
開会の辞
13:05~13:30
九州・沖縄昆虫研究会および日本鱗翅学会九州支部総会
13:30~16:50
一般講演 (口頭発表&ポスター発表)
17:10~18:00
特別講演 (三宅 武/大分昆虫同好会)
18:00
閉会の辞
18:20~
懇親会 (B-Forêt ビ・フォーレ)
懇親会費: 一般5,000円,学生3,000円

申込・お問い合わせ

〒812-8581

福岡市東区箱崎 6-10-1

九州大学農学部昆虫学教室

広渡 俊哉・屋宜 禎央

E-mail:hirowat_tagr.kyushu-u.ac.jp | yagi.sadahisagmail.com

広渡 俊哉・屋宜 禎央

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。