ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会東海支部 2017年総会及び第166回例会のご案内

2017年11月16日公開

東海支部の「2017年総会及び第166回例会」を下記の要領で開催いたします。会員外の皆様も参加もできますので、お誘い合わせの上ご参加いただければ幸いです。

開催要領

日時
2017年12月2日(土) 13:00~17:00
会場
名城大学 共通講義棟北館 N-104講義室
(名古屋市天白区塩釜口 1-501 | 名古屋地下鉄鶴舞線塩釜口1番出口徒歩5分)
名城大学へのアクセス (名城大学ウェブサイト)
参加費
500円

プログラム

特別講演 13:40~14:40
高橋 昭
 「原色日本蝶類生態図鑑」全4巻作成の頃
一般講演 14:50~16:50
多賀 敏正
 ジャコウアゲハ宮古島亜種の季節的変異について
河本 実
 三重県の蝶について
杉坂 美典
 台湾産の珍蝶10種の発生状況について
服部 和之
 海外蝶採集紀行 ラオス南北 ボーロベン高原とムアンゴイ
中西 元男
 三重県のウラナミアカシジミ紀伊半島“亜種”

※ 例会終了後、懇親会の開催を予定しています。奮ってご参加下さい。

日本鱗翅学会東海支部事務局

〒489-0863

愛知県瀬戸市せいれい町 27

南山大学 総合政策学部

江田 信豊

TEL:0561-89-2000
FAX:0561-89-2099

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。