スギタニルリシジミ Celastrina sugitanii
(シジミチョウ科)

春の野山を代表的するチョウのひとつ。国内分布は北海道~九州。ルリシジミに似るが、年1度春だけに出現し、生息環境は落葉広葉樹林にほぼ限られる(一方、ルリシジミは春から秋まで見られ、公園や農地などの身近な環境にもよく生息している)。トチノキなどの花蕾に産卵し、幼虫はそれを食べて育つ。越冬態は蛹。

成虫は主に樹冠近くの高所で活動するものの、午前中には日当たりの良い林床に下りて日光浴する。そして気温が高くなると、オスは湿った地面に集まって吸水する。

花での吸蜜行動も時おり観察されるが、写真は日光浴中の個体が偶然カタクリの花弁にとまった場面を撮影したもの。この日は気持ちの良い晴天で気温が高く、羽化後間もないスギタニルリシジミが数多く姿を現した。その傍らで飛び古したヒメギフチョウも見られた。

撮影データ: 2015年4月12日 青森県青森市
撮影・文章: 工藤 誠也

閉じる

日本鱗翅学会

関東支部主催「秋のつどい」(2017年)

2017年7月26日公開

関東支部主催「秋のつどい」を下記の要領で開催いたします。つきましては、蝶や蛾に関する興味深い話題を募集しますので、ご応募の程、宜しくお願い致します。皆様、どうぞお気軽にご参加下さい。会員でなくても参加可能ですので、ご興味のある方にも声をかけて下さい。

なお、今回より開催場所が東京大学本郷キャンパス理学部講堂へ変更になりましたので、お間違いないようお願いします。

日時
2017年10月14日(土)午後1時から5時(懇親会:6時から8時)
場所
東京大学本郷キャンパス 理学部2号館4F大講堂
(東京都文京区本郷 7-3-1)
理学部2号館
周辺地図
参加費
1,000円 (会場費・講演要旨代を含む/高校生以下無料)
懇親会
会費4,000円 (大学生3,000円、高校生以下1,000円)
東京大学本郷キャンパス内の山上会館
講演持ち時間
20分厳守
使用可能機材
液晶プロジェクター、ノートパソコン(windows10/office2013対応)

講演データは事前に提出いただくか、当日ご自分のパソコンでの持ち込みにするのか、選択してください。事前提出の場合は、下記担当者宛てにCD、DVD、USBメモリー、SDカードなどの記録媒体で送付いただくか、無料の宅ふぁいる便、MicrosoftのOneDrive等のweb上からの送付でも結構です。また、要旨集を作成しますので、講演が決定した場合は、講演要旨の提出をお願いします。

講演ご希望の方は、ハガキまたは e-mail でお願いします。 住所・氏名・講演タイトル・講演者連絡先を明記して、下記までお申し込みください。 なお、締め切りは2017年8月15日とさせていただきます。 また、講演希望者多数の場合、講演の採否については幹事会に一任させていただきます。

プログラム

            

一般講演①

加藤義臣

:解剖実験よりみたカトカラの生殖戦略

庄 海玲ほか

:Molecular phylogeography of Sibataniozephyrus (Lycaenidae: Theclini)

伊藤勇人ほか

:海外産オオルリシジミの分布と生息環境

小田康弘

:セセリチョウの触角形状について 

小学生発表

池田奈那子

:いつでも一緒いももちゃん Part 2

池田博子

:オオムラサキが舞う家

     <休憩>

一般講演②

真田豊誠・次田 章

:ウラギンヒョウモンに関する報告1
神奈川県および隣接地のウラギンヒョウモンの探索と分布

次田 章・真田豊誠

:ウラギンヒョウモンに関する報告2
関東南部のウラギンヒョウモン2種の分布について

川上洋一

:有名採集地を作った?戦後の農業革命

福田晴男

:私のホシミスジ学 ~秘話&こぼれ話を入れて~

企画・運営
日本鱗翅学会関東支部幹事会
担当評議員
石塚 正彦、長畑 直和、美ノ谷 憲久、新津 修平、浅香 克彦、稲岡 茂、久保田 瑛子、小沢 英之、坂本 佳子
幹事
橋本 定雄、小田 康弘、原田 一志、勝山 礼一朗、川田 智子、渡辺 美佳
顧問
宇野 彰、北川 朝生、長谷川 大、福田 晴男、矢野 高広

お問い合わせ

〒368-0035

埼玉県秩父市上町 1-1-17

石塚 正彦

E-mail:fd32ptbma.biglobe.ne.jp

既に多数の方にご協力いただいておりますが、関東支部における「春」と「秋」の集い、等の葉書での案内をe-mailへ切り替えることにつきまして、ご協力頂ける方はアドレスを小沢(e-mail: uts2_ozawayahoo.co.jp)までお知らせ下さい。

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。