スギタニルリシジミ Celastrina sugitanii
(シジミチョウ科)

春の野山を代表的するチョウのひとつ。国内分布は北海道~九州。ルリシジミに似るが、年1度春だけに出現し、生息環境は落葉広葉樹林にほぼ限られる(一方、ルリシジミは春から秋まで見られ、公園や農地などの身近な環境にもよく生息している)。トチノキなどの花蕾に産卵し、幼虫はそれを食べて育つ。越冬態は蛹。

成虫は主に樹冠近くの高所で活動するものの、午前中には日当たりの良い林床に下りて日光浴する。そして気温が高くなると、オスは湿った地面に集まって吸水する。

花での吸蜜行動も時おり観察されるが、写真は日光浴中の個体が偶然カタクリの花弁にとまった場面を撮影したもの。この日は気持ちの良い晴天で気温が高く、羽化後間もないスギタニルリシジミが数多く姿を現した。その傍らで飛び古したヒメギフチョウも見られた。

撮影データ: 2015年4月12日 青森県青森市
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

近畿支部第155回例会開催のご案内

2017年5月 3日公開

近畿支部第155回例会プログラムが確定いたしましたので、ご案内いたします。

日時・場所

主催:
日本鱗翅学会近畿支部
日時:
2017年5月14日(日) 13:00~14:15
会場:
大阪府立大学I-siteなんば2階会議室
最寄駅: 地下鉄「大国町」「恵美須町」、南海「難波」「今宮戎」
アクセス

プログラム

招待講演: 長田 庸平 (大阪市立自然史博物館)
I. 菌食性小蛾類の分類学的研究およびキノコ害虫の識別法
II. ミカドアゲハの日本産亜種の再検討と本土亜種の分布拡大
一般講演: 寺本 憲之 (滋賀県立大学/琵琶湖博物館)
宇宙ステーションをつくるオドリハマキモドキ(ハマキモドキガ科)の幼生期

アサギマダラプロジェクト公開シンポジウム

支部例会に引き続き最終回となる「アサギマダラプロジェクト公開シンポジウム」を開催しますのでぜひご参加下さい。

お申込・問い合わせ先

〒599-8531

大阪府堺市中区学園町 1-1

大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
環境動物昆虫学研究室

竹内 剛(日本鱗翅学会近畿支部)

TEL:072-254-9413
FAX:072-254-9694
E-mail:ttt26715osakafu-u.ac.jp

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。