カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会東海支部第160回例会のご案内

2015年11月11日公開

※終了しました。

東海支部の「第160回例会」を下記の要領で開催いたします。総会以外は会員外の皆様も参加もできるので、お誘い合わせの上ご参加いただければ幸いです。

日時・場所・参加費等

日時
2015年12月5日(土)13:30~17:00
場所
場所:名城大学共通講義棟北館N-104講義室
名古屋市天白区塩釜口1-501
名古屋地下鉄鶴舞線塩釜口1番出口徒歩5分
交通アクセス
参加費
500円

プログラム

総会(13:30~13:45)
特別講演(14:00~15:00)
「"保育社の生態図鑑"の思い出とその先にあるもの」
福田 晴夫
一般講演(15:15~17:00)
(1)多賀敏正「愛知県のウラゴマダラシジミ」
(2)岩下 幸平「キノコ食のミノガはナラ枯れで増えているのか??」
(3)鈴木 英文「クロヒカゲについての二つの疑問」
(4)松井 弘見「三重県の蛾類-最近の話題」
(5)高橋 真弓「草原性蝶類と(高山蝶)の起源を求めて」-環日本海諸国での調査から-

今回も、伊奈さんのご好意でブルーのオオムラサキの越冬幼虫を皆様に提供いただけることになりました。 ご入用の方はタッパをお持ちください。 なお、例会終了後、懇親会の開催を予定しています。

連絡先

日本鱗翅学会 東海支部事務局
〒489-0863 愛知県瀬戸市せいれい町27
南山大学 総合政策学部 江田信豊
TEL:0561-89-2000
FAX:0561-89-2039
e-mail:koda@nanzan-u.ac.jp

現在メールでのご案内に随時切り替えております。 メール利用の方は上記事務局にメールアドレスをお教え下さい。

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。