カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

閉じる

日本鱗翅学会

東海支部: 第159回例会案内

2015年7月22日公開

※終了しました。

8月の鱗翅学会東海支部の昆虫合宿について連絡します。静岡昆虫同好会と共同開催です。

夏期合同調査会

1.日時
2015年8月22日(土)~23日(日)
2.場所
静岡市葵区梅ヶ島コンヤ沢温泉「大野木荘」
電話:054-269-2224
新東吊高速「新静岡インター」から梅ヶ島方面に30㎞、40分。孫佐島バス停先コンヤ沢テニスコート右折。
路線バスは、梅ヶ島行大野木バス停下車
3.集合
22日17時までに集合。23日の解散は任意
4.参加費
10,000円
5.申込み
〒420-0914 静岡県静岡市葵区西瀬吊町21-54 清邦彦まで
e-mail:seki@yk.commufa.jp
電話:054-261-3323
8月10日までにご連絡ください。

事務局

日本鱗翅学会東海支部事務局
〒489-0863 愛知県瀬戸市せいれい町27
南山大学 総合政策学部 江田信豊
TEL:0561-89-2000
FAX:0561-89-2039
e-mail:koda@nanzan-u.ac.jp

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。