スギタニルリシジミ Celastrina sugitanii
(シジミチョウ科)

春の野山を代表的するチョウのひとつ。国内分布は北海道~九州。ルリシジミに似るが、年1度春だけに出現し、生息環境は落葉広葉樹林にほぼ限られる(一方、ルリシジミは春から秋まで見られ、公園や農地などの身近な環境にもよく生息している)。トチノキなどの花蕾に産卵し、幼虫はそれを食べて育つ。越冬態は蛹。

成虫は主に樹冠近くの高所で活動するものの、午前中には日当たりの良い林床に下りて日光浴する。そして気温が高くなると、オスは湿った地面に集まって吸水する。

花での吸蜜行動も時おり観察されるが、写真は日光浴中の個体が偶然カタクリの花弁にとまった場面を撮影したもの。この日は気持ちの良い晴天で気温が高く、羽化後間もないスギタニルリシジミが数多く姿を現した。その傍らで飛び古したヒメギフチョウも見られた。

撮影データ: 2015年4月12日 青森県青森市
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会東海支部第158回例会のご案内

2015年5月 7日公開

※終了しました。

東海支部の「第158回例会」を下記の要領で開催いたします。

総会以外は会員外の皆様も参加もできるので、お誘い合わせの上ご参加いただければ幸いです。

日時・場所・参加費等

日時
2015年5月30日(土)13:00~17:00
場所
三重県総合博物館(MieMu:みえむ)
三重県津市一身田上津部田3060
(三重県総合文化センター向かい)
TEL:059-228-2283
FAX:059-229-8310
交通アクセス
参加費
500円

プログラム

ようこそ三重県総合博物館へ 13:00~13:20
三重県総合博物館 昆虫担当学芸員 大島康宏
館内見学 13:20~15:30 (バックヤード見学含む)
(有料エリアへの入場は、別途閲覧料が必要になります)
一般講演 15:30~17:00
(1)河本 実「三重県北勢地域の蝶 最近の動向とこれから調べてほしいこと」
(2)奥田道廣「森林性の蝶の雄♂と雌♀の出会いの場」
(3)長谷川好昭「三重県のウラナミアカシジミ(紀伊半島亜種)について」
(4)坂部元宏「三重県におけるスギタニモンキリガの生態と分布」
ワークショップ「ゆらゆらチョウチョ」
13:00~15:30の間で、常時開催しています

※例会終了後、懇親会の開催を予定しています。奮ってご参加下さい。

連絡先

事務局
日本鱗翅学会 東海支部事務局
〒489-0863
愛知県瀬戸市せいれい町27
南山大学 総合政策学部 江田信豊
TEL:0561-89-2000
FAX:0561-89-2039
e-mail:koda@nanzan-u.ac.jp

現在メールでのご案内に切り替えております。メール利用の方は上記事務局にメールアドレスをお教え下さい。

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。