ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

日本鱗翅学会東海支部第158回例会のご案内

2015年5月 7日公開

※終了しました。

東海支部の「第158回例会」を下記の要領で開催いたします。

総会以外は会員外の皆様も参加もできるので、お誘い合わせの上ご参加いただければ幸いです。

日時・場所・参加費等

日時
2015年5月30日(土)13:00~17:00
場所
三重県総合博物館(MieMu:みえむ)
三重県津市一身田上津部田3060
(三重県総合文化センター向かい)
TEL:059-228-2283
FAX:059-229-8310
交通アクセス
参加費
500円

プログラム

ようこそ三重県総合博物館へ 13:00~13:20
三重県総合博物館 昆虫担当学芸員 大島康宏
館内見学 13:20~15:30 (バックヤード見学含む)
(有料エリアへの入場は、別途閲覧料が必要になります)
一般講演 15:30~17:00
(1)河本 実「三重県北勢地域の蝶 最近の動向とこれから調べてほしいこと」
(2)奥田道廣「森林性の蝶の雄♂と雌♀の出会いの場」
(3)長谷川好昭「三重県のウラナミアカシジミ(紀伊半島亜種)について」
(4)坂部元宏「三重県におけるスギタニモンキリガの生態と分布」
ワークショップ「ゆらゆらチョウチョ」
13:00~15:30の間で、常時開催しています

※例会終了後、懇親会の開催を予定しています。奮ってご参加下さい。

連絡先

事務局
日本鱗翅学会 東海支部事務局
〒489-0863
愛知県瀬戸市せいれい町27
南山大学 総合政策学部 江田信豊
TEL:0561-89-2000
FAX:0561-89-2039
e-mail:koda@nanzan-u.ac.jp

現在メールでのご案内に切り替えております。メール利用の方は上記事務局にメールアドレスをお教え下さい。

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。