ニホンセセリモドキ Hyblaea fortissima
(セセリモドキガ科)

早春の山林で昼間に活動する変わり者のガ。日本(北海道~九州)と朝鮮半島に分布する。その色彩斑紋は名前の通りセセリチョウ、特にミヤマセセリとよく似ている。年1化で夏に羽化するが、新成虫はほとんど活動しないまま休眠して夏~冬をやり過ごし、翌春になってようやく活動を始める。セセリモドキの仲間は、ヤガ科などとはかなりの遠縁で、むしろイカリモンガやマドガなどに近縁とされる。

4月初旬、青森県の南西端に位置する深浦町まで足を伸ばした。ところどころに雪が残る中でフキノトウとキブシの花が咲き、路上ではシータテハが日光浴していた。その傍ら、日当たりの良い斜面に多数のニホンセセリモドキが集まっていた。その場で見られたニホンセセリモドキは全てオスで、後脚の毛束を広げて翅をV字に開く特有の姿勢でとまっていた。

撮影データ: 2016年4月2日 青森県深浦町
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

沖縄島北部・高江と安波の米軍ヘリパッド建設に関わる要望書

2015年3月23日公開

沖縄島北部にある「高江」および「安波」では、米軍ヘリパッド建設に伴う森林伐採や赤土の流出、さらにはオスプレイを含む米軍機の低空飛行や離着陸に伴う爆風や高熱の下降気流による環境悪化などの影響から、リュウキュウウラボシシジミやリュウキュウウラナミジャノメ、コノハチョウ、フタオチョウなど、多くの希少チョウ類をはじめとする昆虫類の存続に甚大な被害を及ぼすことが懸念されるため、早急な建設予定地とその周辺域における環境保全の要望が必要となりました。

そこで本学会は、2015年3月23日に防衛大臣、沖縄県知事、東村村長および国頭村村長宛宛に以下の要望書を提出しました。

2015年3月23日
自然保護委員長 矢後 勝也

日本鱗翅学会

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アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。