カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本学術会議公開シンポジウム「昆虫における刺激の受容とその反応」開催のお知らせ

2014年4月18日公開

※終了しました。

日本鱗翅学会も加盟している昆虫科学連合が主催する公開シンポジウムのご案内です。期日は以下の通りです。当日は昆虫の刺激と反応に関する第一人者による最先端の研究話題をお話ししていただけるはずです。興味のある方は奮ってご参加下さい。

「日本学術会議公開シンポジウム 昆虫における刺激の受容とその反応」

日時
2014年7月26日(土)13:00~16:55
場所
日本学術会議講堂
講演
下記のシンポジウム案内をご覧下さい。
備考
参加無料
問い合わせ先
日本昆虫科学連合事務局
森 直樹(京大院農・応用生命)
TEL 075-753-6307
e-mail:mokurin@kais.kyoto-u.ac.jp

シンポジウム案内(PDF)

(文責:学術会議担当 岩野秀俊)

日本鱗翅学会

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アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。