スギタニルリシジミ Celastrina sugitanii
(シジミチョウ科)

春の野山を代表的するチョウのひとつ。国内分布は北海道~九州。ルリシジミに似るが、年1度春だけに出現し、生息環境は落葉広葉樹林にほぼ限られる(一方、ルリシジミは春から秋まで見られ、公園や農地などの身近な環境にもよく生息している)。トチノキなどの花蕾に産卵し、幼虫はそれを食べて育つ。越冬態は蛹。

成虫は主に樹冠近くの高所で活動するものの、午前中には日当たりの良い林床に下りて日光浴する。そして気温が高くなると、オスは湿った地面に集まって吸水する。

花での吸蜜行動も時おり観察されるが、写真は日光浴中の個体が偶然カタクリの花弁にとまった場面を撮影したもの。この日は気持ちの良い晴天で気温が高く、羽化後間もないスギタニルリシジミが数多く姿を現した。その傍らで飛び古したヒメギフチョウも見られた。

撮影データ: 2015年4月12日 青森県青森市
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

日本昆虫科学連合公開シンポジウム「新時代の昆虫科学を拓く 3」

2012年7月14日公開

※終了しました。

日本鱗翅学会 会員各位

日本鱗翅学会も加盟している昆虫科学連合より公開シンポジウムの連絡がありましたのでお知らせ致します。どなたでも無料でご参加いただけますので多くの方にご参加いただきたいと存じます。

日本鱗翅学会本部幹事:岩野秀俊

主催・日時・場所・参加費

主催
日本学術会議農学委員会応用昆虫学分科会、日本昆虫科学連合
日時
2012年7月14日(土)13:00-17:20
場所
東京大学弥生講堂 一条ホール(東京都文京区弥生1-1-1)
参加費
無料、事前登録不要

開催趣旨

わが国における昆虫科学研究者の連携とコミュニティーの再構築を目指し、平成22年7月に「日本昆虫科学連合」が設立された。この連合は、自由で活発な学術情報の交換を通して、昆虫科学の一層の発展を支える基盤となることが期待されている。今回の公開シンポジウムは、昨年・一昨年の公開シンポジウムに引き続き、加盟学協会それぞれの目指す昆虫科学研究の最先端を紹介するとともに、学協会間の相互理解を深めることを目的とする。

プログラム(予定)

開会(13:00)
日本昆虫科学連合活動報告(13:05-13:20)
山下 興亜(日本学術会議連携会員、中部大学学長)
応用昆虫学分科会活動報告(13:20-13:35)
嶋田 透(日本学術会議第二部会員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
講演(13:35-17:15)
1)昆虫走光性の新たな理解 - 光に誘引される行動メカニズムとその適応的意義
弘中満太郎(浜松医科大学 医学部 特任助教:日本比較生理生化学)
2)クモの円網の形はなぜ真円でないのか?
中田 兼介(京都女子大学 准教授:日本蜘蛛学会)
3)駆除したスズメバチの巣から新シルク素材
亀田 恒徳(農業生物資源研究所 主任研究員:日本野蚕学会)
4)産業害虫としてのチャバネゴキブリの生態と防除
田原 雄一郎((株)フジ環境サービス 学術顧問:日本ペストロジー学会)
5)飛ばないテントウムシを利用した生物的防除
世古 智一(農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター 主任研究員:日本応用動物昆虫学会)
閉会(17:20)

*時間・講演者・講演順などは若干変更する可能性があります。

問い合わせ先

日本昆虫科学連合 事務局長
日本 典秀(Norihide HINOMOTO)
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 病害虫研究領域
〒305-8666 茨城県つくば市観音台3-1-1
E-mail:nhinomoto@insect-sciences.jp
Tel:029-838-8939
Fax:029-838-8837

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。